8月18日、広島東洋カープは昨シーズンまで所属していたクリス・ジョンソンが、現役を引退したことを発表した。
2015年に来日したジョンソンは、1年目から14勝を挙げると、2020年までの6年間で通算128試合に登板し、57勝37敗、防御率2.76という成績をマーク。2015年には防御率1.85で最優秀防御率、2016年には沢村賞にも輝くなど、広島の左腕エースとして活躍した。
球団によると、今年の東京五輪にアメリカ代表として招致依頼があったが、「カープの一員だったことをファンの皆さんに覚えておいて欲しい」という理由で辞退していたという。
ジョンソンは広島を通じ、下記コメントを発表している。
私の野球人生で一番輝いたのは広島東洋カープでプレーした時で、長年待ちわびたセントラル・リーグ優勝、日本シリーズでの登板、沢村賞受賞など多く達成出来たと思っています。これらを成し遂げられる事ができたのは、私の素晴らしいチームメイトや寄り添ってくれた家族のおかげです。チームメイトは友人に留まらず、愛情を持ち共に戦う家族のような存在になりました。言語の理解の手助けだけではなく、素晴らしい友人となってくれた西村通訳と松長通訳にも大変感謝しています。
日本と広島は過去6年間プレーしていた中で、私の第二の故郷になりました。私と家族は日本での生活を常に楽しみ、様々な町を探索し、文化を学び、人々と交流し、日本語も少しは話せるようになりました。
日本の方々、特にカープファンは私達家族にとても良くして下さり、私がどんな悪いピッチングをした時でも全力で応援して下さったので、いつも自分がホームにいるという安心を感じる事ができました。また、愛する野球をプレーする機会を与えて下さったカープファンや球団にこれからもずっと感謝を続けて行きます。
私が子供の時から夢を見ていた野球のキャリアを達成する事に、カープは大きな助けとなりました。そして、私は広島東洋カープの選手として引退する事を誇りに思います。いつかまた日本に帰ってきて、広島を訪れ、カープの試合を観戦できる日を楽しみにしています。素晴らしい思い出をありがとうございました。
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