今年こそ開花に期待! 心機一転したドラフト1位たち

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2016年オフに日本ハムへ移籍した大田泰示。2008年にドラフト1位で巨人に入団し松井秀喜氏が背負っていた『55』を与えられるほどの期待を背負っていた。しかし、巨人での8年間で目立った成績を残すことができず、昨シーズン9年目にしてようやく開花。その大田のようにドラフト1位で入団したものの、ここまで結果を残すことができていない選手がいる。

 

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登録名を戻してレギュラー獲りへ

2010年ドラフトで3回に渡って抽選を外したオリックス。4度目の指名で獲得したのが後藤駿太だ。走攻守そろった外野手として期待され、ルーキーながら開幕スタメンに抜擢された。しかし打撃面で課題を残し、初年度は30試合の出場で打率.100と結果を残すことができなかった。

その後も毎年のようにブレイク候補として名前が挙がっており、2013年からは毎シーズン100試合以上に出場しているが、レギュラーを勝ち取るには至らない。ここまでの7シーズンで規定打席に到達したことはない。同年のドラフトにおいて同じ1位指名でプロ入りを果たした山田哲人(ヤクルト)とは、大きな差が付いてしまった。登録名を駿太から後藤駿太に戻した8年目の今シーズンこそ、心機一転レギュラーを勝ち取りたい。

 

二塁コンバートでレギュラー奪取を!

2011年ドラフトで3球団競合の末に中日へ入団した高橋周平。ルーキーイヤーから41試合に出場し、2本塁打を放つなど早くから期待されていた。しかし、その後は故障もあり思うような結果を残せず伸び悩んでいる。6年目となった昨シーズンもルーキーイヤーと同じ41試合の出場にとどまりわずか2本塁打。ドラフト1位の大砲候補としては少し物足りない数字となった。

7年目の今シーズンは二塁にコンバートされ、新たなポジションでレギュラーに挑んでいる。昨シーズン、大田はチームを変え開花したように、高橋もポジション変更をきっかけとしてブレイクしたい。

 

先発再転向で奮起に期待

2011年ドラフトで菅野智之(巨人)、野村祐輔(広島)らとともに大学ビッグ3と称されていた藤岡貴裕(ロッテ)。これまでに菅野は球界を代表する投手になり、野村はリーグ優勝の立役者となった。しかし、藤岡は先発、中継ぎともに目立った結果を残すことができず、昨シーズンはプロ入り後ワーストとなるわずか10試合の登板に終わってしまう。

 

井口資仁新監督体制となり、今シーズンからは再び先発へと配置転換された藤岡。現時点ではローテーション入りが確約されておらず、涌井秀章、石川歩、新外国人のボルシンガー、オルモスに次ぐ5番手、6番手を争うことになる。大学時代にしのぎを削った菅野、野村に追いつくためにも先発再転向をきっかけとし一皮むけたいところだ。

 


高橋、後藤、藤岡はドラフト1位で入団しながら、ここまで大きな成果を残せなかった。しかし、昨シーズン移籍をきっかけに結果を残した大田の例もある。それぞれが心機一転
となる今シーズンをブレイクの年としたい。

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