レアード獲得で長打力改善を狙うロッテ。球場改修は相乗効果を生むか?

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ロッテは昨季、井口資仁新監督を迎えて1年目のシーズンを5位で終えた。今季はFAとなった丸佳浩の獲得には失敗したものの、日本ハムからブランドン・レアードを獲得するなど、精力的な補強を行い、シーズンを迎える。

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レアードは長打力不足のチームにうってつけ

ドラフトの目玉の一人であった大阪桐蔭高・藤原恭大などの新戦力獲得に成功したオフシーズンのロッテ。だが、その中で今季の活躍が最も期待されるのは、日本ハムから加入したブランドン・レアードだろう。2016年に39本塁打で本塁打王のタイトルを獲得するなど、飛ばすことに関してはNPBでも屈指の存在と言える。そしてこのタイプの打者はロッテ打線の需要とよくマッチしそうだ。

野球の得点は出塁と長打の掛け算で生まれると考えるとわかりやすい。もちろんそれに走塁なども絡んでくるが、おおかたは「出塁×長打」で説明することができる。得点を効率よく増やすには2つの要素をバランス良く高める必要がある。

 

▼2018年パ・リーグ球団の出塁率と長打率

球団 出塁率 長打率
西武 .352 .454
ソフトバンク .326 .451
日本ハム .329 .393
オリックス .308 .365
ロッテ .324 .355
楽天 .307 .368
パ平均 .325 .398

昨季、ロッテの1試合平均の得点はリーグ5位の3.73点だった。2つの要素を表す指標に注目すると、出塁率が.324とリーグ平均レベルである一方、長打率はリーグ平均の.398を大きく下回る.355。この長打力不足がそのまま得点力不足につながっていたと推定できる。昨季の本塁打数は12球団最少の78本塁打。指名打者制を採用しているパ・リーグに所属しているにもかかわらず、セ・リーグの全球団にも劣る本塁打数に終わった。長打力不足解消には本塁打の増加が不可欠だ。

こういった状況でこのオフ、ロッテはレアードを獲得した。新外国人打者候補の中から、より長打に比重を置くタイプであるレアードを選択したことは、どういったタイプの打者が打線に求められているかを考えると的確だったのではないだろうか。

ただ、レアードが守る三塁には、昨季レギュラーとして十分な役割を果たしていた鈴木大地がいる。レアードが出場する代わりに鈴木が大きく出場機会を減らすようでは、大きな戦力アップは見込めない。上位進出を狙うには二人をうまく共存させるような布陣も選択肢として持っておく必要があるだろう。

 

球場改修でホームラン数が倍増?

ロッテは今季大幅に球場を改修し、新シーズンを迎えることになった。特にグラウンドにせり出した形の外野席「ホームランラグーン」は、ゲームに大きな影響を与えそうだ。これまで投手有利だったZOZOマリンスタジアムは、一気に打者有利の球場に変貌を遂げるかもしれない。

参考になる事例は、ヤフオクドームの改修だ。2014年から2015年にかけてソフトバンクは、「ホームランラグーン」と同じようにグラウンドにせり出した外野席「ホームランテラス」を本拠地ヤフオクドームに設置したのだ。最も改修の影響を受けたと思われる本塁打数に注目し、ソフトバンクの成績変化を見てみよう。

 

▼ソフトバンクのホーム試合における本塁打と被本塁打

年度 本塁打 被本塁打
2014 36 40
2015 78 69

一方、当然投手にとっては不利な環境になる。ソフトバンクは2014年から2015年にかけてホーム試合の被本塁打も40本から69本に増加した。同じようにロッテの投手陣も大きく成績を下げることになるだろう。2014年にホームでの本塁打が36本だったソフトバンクは、ホームランテラス設置後の2015年、78本にまで数字を伸ばしている。もちろんこれには個々の選手が能力を伸ばしたという理由もあるだろうが、球場改修の影響も非常に大きかったのではないだろうか。当時すでに安定したキャリアを築いていた松田宣浩が、前年の18本から35本まで本塁打を伸ばしたように、ロッテの打者も本塁打を倍増させる可能性はありえる。広い札幌ドームでプレーしていたレアードにとっても、これまで以上に本塁打を量産しやすい球場と言えるだろう。

特にロッテは昨季、三振を奪う割合が12球団で最も低かった。つまり打球を前に飛ばされるリスクが高かったということだ。当然本塁打になるような打球も他球団より多いはずで、打者の成績を伸ばす以上に、投手が成績を下げてしまう可能性もありそうだ。

また今回の球場改修では、内野のファウルエリアも縮小された。これまでファウルフライアウトになっていた打球が、新設されたサブマリン・シートに飛び込みファウルとなり、以前ならばアウトになっていた打者の打席が継続することも増えるだろう。これも打者有利に働きそうだ。

そう考えると、今回の球場改修は2015年にヤフオクドームで起こった以上の大きな変化をもたらす可能性がある。今後安定して上位に入る球団になるため、この球場の特性に合う形にチームをつくり変えていくというのも一つの手だ。

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※記事はIOC公式サイト『 Olympic Channel 』提供

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