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12月25日、ヤクルトは国内FA権を行使していた小川泰弘の残留を発表した。
小川は記者会見で、「今回、私、小川泰弘はスワローズの一員として、日本一を目指してプレーすることを決断しました。その間、温かく見守ってくださったスワローズファンの皆様ありがとうございました」とまずは残留を宣言し、見守っていたファンへ感謝を表した。
宣言してからこれまでの間に、「FA宣言をして、他球団の評価を聞かせていただきたいと、言いました。正直、他球団様の熱意を聞かせていただいて、リーグを変えて戦おうと気持ちが動いた瞬間もありました」とパ・リーグへの移籍も視野に入れていたという。
悩んでいるなかで、「その日の夜に山田哲人の顔が夢に出てきて、自分もビックリして。気持ちが揺れ動く3週間でした」と盟友でもある山田哲人が自身の夢に出てきたことを明かした。
1人の野球人として、「野球人生の分岐点ということで、環境を変えてゼロから挑戦していくか、それとも慣れ親しんだヤクルトスワローズでもう一度優勝を目指していくか、葛藤がありました」と悩んだという。
そして最終的に、「悩む中で、今までの苦楽を共にした仲間ともう一度優勝したいという気持ちが強くなりました。チームは2年連続で最下位という厳しい現実を受け止めないといけないですし、一つでも多く勝って、Aクラス、優勝に貢献できるようにやっていきたいです」と残留を決断し、現状を受け止め優勝を目指すことを決めたという。
小川は2012年ドラフト2位で創価大からヤクルトへと入団。1年目から先発ローテーションに入り最多勝と最高勝率のタイトルを獲得し、新人王を受賞した。今シーズン終了までに181試合の登板で75勝をマークしていた。