今春のキャンプからオリックス・バファローズの宗佑磨が、レギュラー獲りへ向けて猛アピールを行っている。2014年ドラフト2位で入団し、2年目に一軍デビューを果たした宗。その後も昨シーズンまで二軍含め遊撃として主にプレーしていたが、今キャンプ中に中堅へとコンバートされたのだ。
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多くのメジャーリーガーが元遊撃手としてプレー
キャンプ中のコンバートだったにもかかわらず、実戦練習で結果を残すと福良淳一監督からオープン戦で1番・中堅に抜擢される。その期待に応え2試合連続先頭打者本塁打を放つ活躍を見せるなど、レギュラーへ向け猛烈なアピールを行っている。この宗のように遊撃から外野へコンバートされた選手は多い。
オリックスの田口壮二軍監督も大学時代は遊撃だったがプロ入り後にイップスに陥り、外野へコンバート。イチロー(シアトル・マリナーズ)らと鉄壁の外野陣を組み5度にわたりゴールデングラブ賞を受賞。その後、メジャーリーグへと移籍を果たし2度のワールドチャンピオン制覇を果たしている。
今シーズンも阪神タイガースの主将として奮闘する福留孝介もそうだ。中日ドラゴンズ入団から3年は主に遊撃手・三塁手としてプレーしている。4年目の2002年から外野手へと本格的にコンバートされると、初めての打撃タイトルになる首位打者を獲得。その後も首位打者・最高出塁率を獲得し、2008年からはメジャーリーグへと移籍した。そして、現在に至るまで外野手としてプレーし名球会入りも果たしている。
今シーズンから埼玉西武ライオンズでプレーすることとなった松井稼頭央。入団から遊撃手とプレーしトリプルスリー(打率3割以上、30本塁打以上、30盗塁以上)を達成するなど、日本球界屈指の遊撃手としてプレーしていた。2004年のメジャー移籍後に二塁などを守り、楽天へ復帰後に数年を経てから外野へとコンバートされている。初めて外野の守備についたのは2014年とプロ入り20年目のことだった。今シーズンも外野手登録として出番を伺っている。
陽岱鋼や鈴木誠也も元遊撃手
メジャー移籍を果たした選手だけではなく、日本国内のみでプレーしている選手も同様だ。読売ジャイアンツの陽岱鋼、広島東洋カープの鈴木誠也、横浜DeNAベイスターズの梶谷隆幸らも遊撃手からのコンバート組である。彼らはいずれも一定以上の成績を残しており、チームの主力として現在も活躍中。外野へのコンバートは成功だったと言えるだろう。
元来、遊撃のポジションを任される選手は俊足、強肩と身体能力が高いケースが多く、その他の守備位置でも通用するケースが多い。宗に関しても福良監督を初めとした首脳陣がそのように判断した結果のコンバートだろう。
このコンバートが成功か否かはもちろん、現時点では分からない。今回取り上げた選手たちのように、宗がコンバート成功と言える成績を残すことに期待したい。
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