【ソフトバンク】引退した攝津正のキャリアを振り返る

Sporting News Japan Staff

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1月8日、2012年沢村賞投手である攝津正(ソフトバンク)が引退を正式に表明。記者会見、そしてファンへ向けた挨拶を行った。そんな攝津のキャリアを振り返ってみたい。

★:毎年プロ入り候補に挙げられながら、なかなかドラフト指名には至らず

秋田県出身の攝津は秋田経法大付属高(現・明桜高)で3年時に2000年春の選抜高校野球大会に出場する。初戦で東洋大姫路高相手に登板するがチームは1対4で敗戦。これが唯一の甲子園出場記録となっている。

卒業後は大学に進学せず、社会人野球のJR東日本東北へと入社。ドラフト解禁となる2003年から頭角を現し、毎年のように指名候補とされていた。しかし、ドラフト会議で名前を読み上げられることはなく、年月だけが経っていった。

ようやく指名されたのは社会人8年目の2008年。5位指名でソフトバンクに入団している。そのとき26歳とオールドルーキーとして、プロ野球選手人生をスタートさせたのだ。

★:新人王に沢村賞と華々しい現役時代

プロ入り後は中継ぎとしてキャリアをスタートさせ、いきなり70試合に登板。シンカーを武器とし、5勝2敗、34ホールド、防御率1.47の成績で最優秀中継ぎのタイトルを獲得し新人王に輝いた。翌・2010年も71試合の登板で4勝3敗、1セーブ、38ホールド、防御率2.30を記録し、2年連続で最優秀中継ぎのタイトルを手にした。攝津はプロ入りからわずか2年で球界を代表する中継ぎ投手として認められるようになった。

2011年からは先発に転向。14勝とすぐさま結果を出し、適応能力の高さを見せた。圧巻だったのは2012年だ。17勝5敗、防御率1.91の成績で最多勝、最高勝率そして沢村賞を受賞。中継ぎ、先発と両役割でタイトルを獲得した。

こうした活躍を認められ、2013年には第3回ワールド・ベースボール・クラシックの日本代表にも選出されている。

その後、2015年まで5年連続で2桁勝利を記録し、ソフトバンクの先発投手陣を引っ張ってきた。また、2012年から2016年まで5年連続で開幕投手を務めるほど首脳陣からの信頼も厚かった。しかし、2016年以降の3年間はわずか4勝。2018年シーズンは2勝4敗、防御率5.16と衰えが顕著となり、戦力外通告を受けた。11月に行われた12球団合同トライアウトは受けずに吉報を待ったが、契約合意に達することなく1月8日に引退を正式表明。ユニフォームを脱ぎ現役生活に別れを告げている。

<通算成績>

攝津正
282試合/79勝49敗1S73H/1063.2回/奪三振882/与四球330/防御率2.98

<引退メッセージ>


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日本を拠点に国内外の様々なスポーツの最新ニュースや役に立つ情報を発信しているスポーティングニュース日本版のスタッフアカウント。本家であるスポーティングニュース米国版の姉妹版のひとつとして2017年8月に創刊された日本版の編集部員が取材・執筆しています。