毎年恒例となったセ・パ交流戦が5月30日に開幕する。過去の優勝チームやMVP、優秀選手を一覧でまとめる。
セ・パ交流戦とは
セ・パ交流戦とはセ・リーグとパ・リーグのチームが戦うインターリーグのこと。日本生命が特別協賛スポンサーになっている。
第1回はプロ野球再編騒動の翌年にあたる2005年に始まった。対戦カード数や優勝チームの決定方法などに変更はありつつも、新型コロナウイルスで中止となった2020年をのぞいて毎年開催されている。
毎年5月から6月にかけて行われ、交流戦期間中は全チームが異なるリーグのチームと対戦する。その期間内で優勝チームを決め、MVP(日本生命 最優秀選手賞)や優秀選手賞(日本生命賞)の表彰もある。
セ・パ交流戦優勝チーム、リーグ勝利数一覧
2005年から2022年まで17回行われているが、ソフトバンクが最多となる8回の優勝を誇っている。巨人、オリックス、ロッテ、ヤクルトが各2回、日本ハムが1回優勝しており、その他の6球団は優勝経験がない。
初めて開催された2005年からパ・リーグが優勢で2019年までパ・リーグは14度の勝ち越しに対しセ・リーグは勝ち越しが1度だけだった。しかし2021年、2022年は2年連続でセ・リーグが勝ち越している。
2022年を終えた時点ではパ・リーグが14度、セ・リーグが3度の勝ち越しとなっている。
年度 | 優勝 | セ勝利 | 分 | パ勝利 |
---|---|---|---|---|
2005 | ロッテ | 104 | 7 | 105 |
2006 | ロッテ | 107 | 1 | 108 |
2007 | 日本ハム | 66 | 4 | 74 |
2008 | ソフトバンク | 71 | 0 | 73 |
2009 | ソフトバンク | 70 | 7 | 67 |
2010 | オリックス | 59 | 4 | 81 |
2011 | ソフトバンク | 57 | 9 | 78 |
2012 | 巨人 | 66 | 11 | 67 |
2013 | ソフトバンク | 60 | 4 | 80 |
2014 | 巨人 | 70 | 3 | 71 |
2015 | ソフトバンク | 44 | 3 | 61 |
2016 | ソフトバンク | 47 | 1 | 60 |
2017 | ソフトバンク | 51 | 1 | 56 |
2018 | ヤクルト | 48 | 1 | 59 |
2019 | ソフトバンク | 46 | 4 | 58 |
2020 | 中止 | ー | ー | ー |
2021 | オリックス | 49 | 11 | 48 |
2022 | ヤクルト | 55 | 0 | 53 |
セ・パ交流戦MVP、優秀選手賞一覧
セ・パ交流戦MVPは「日本生命 最優秀選手賞」の名称となっており、優勝チームから1名選出される。優秀選手賞は「日本生命賞」の名称で、セ・パ両リーグから1名ずつ選出される。
2018年まで交流戦のMVPは勝ち越したリーグの1位チームの中から選ぶ方式が取られていた。そのため必ずしも優勝(勝率1位)チームのなかから選ばれるわけではなかった。実際に2018年はヤクルトが勝率1位だったが、パ・リーグがリーグとして勝ち越したためそのなかで勝率1位のオリックスから吉田正尚が選出されている。
2022年終了時点で複数回MVPを受賞したことがあるのは柳田悠岐(ソフトバンク)ただひとりだけ。柳田は2015年と2017年にそれぞれMVPを受賞している。
年度 | MVP | 優秀選手賞 | 優秀選手賞 |
---|---|---|---|
2005 | 小林宏之(ロッテ) | 金本知憲(阪神) | 中村剛也(西武) |
2006 | 小林雅英(ロッテ) | 佐藤充(中日) | 松中信彦(ソフトバンク) |
2007 | グリン(日本ハム) | 高橋尚成(巨人) | サブロー(ロッテ) |
2008 | 川崎宗則(ソフトバンク) | 金本知憲(阪神) | 岩隈久志(楽天) |
2009 | 杉内俊哉(ソフトバンク) | ブランコ(中日) | ダルビッシュ有(日本ハム) |
2010 | T-岡田(オリックス) | 阿部慎之助(巨人) | 和田毅(ソフトバンク) |
2011 | 内川聖一(ソフトバンク) | 内海哲也(巨人) | 坂口智隆(オリックス) |
2012 | 内海哲也(巨人) | 杉内俊哉(巨人) | 吉川光夫(日本ハム) |
2013 | 長谷川勇也(ソフトバンク) | 能見篤史(阪神) | 田中将大(楽天) |
2014 | 亀井善行(巨人) | 山田哲人(ヤクルト) | 則本昂大(楽天) |
2015 | 柳田悠岐(ソフトバンク) | 畠山和洋(ヤクルト) | 菊池雄星(西武) |
2016 | 城所龍磨(ソフトバンク) | 鈴木誠也(広島) | 大谷翔平(日本ハム) |
2017 | 柳田悠岐(ソフトバンク) | 丸佳浩(広島) | 松本剛(日本ハム) |
2018 | 吉田正尚(オリックス) | 石山泰稚(ヤクルト) | 石川歩(ロッテ) |
2019 | 松田宣浩(ソフトバンク) | 柳裕也(中日) | 鈴木大地(ロッテ) |
2020 | ー | ー | ー |
2021 | 山本由伸(オリックス) | ビシエド(中日) | 伊藤大海(日本ハム) |
2022 | 村上宗隆(ヤクルト) | 大山悠輔(阪神) | 杉本裕太郎(オリックス) |
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