サヨナラ賞の年間大賞が発表、阪神の髙山とロッテ鈴木大地が受賞

Sporting News Japan Staff

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11月29日、「スカパー!ドラマティック・サヨナラ賞」の年間大賞が発表され、パ・リーグは鈴木大地(ロッテ)、セ・リーグは髙山俊(阪神)が受賞した。

ロッテの鈴木は6月16日の交流戦の中日ドラゴンズ戦(ZOZOマリンスタジアム)で2-7と5点ビハインドの9回裏、自身のソロ本塁打などで4点を返し1点差に詰め寄ると、なおも2アウト満塁の場面でこの回2度目の打席に立った。鈴木は6球目をライト前へ弾き返し、二者が生還。8-7でサヨナラ勝利を収めた。

9回裏に5点差以上を逆転してのサヨナラ勝利はプロ野球史上9度目で、鈴木は4月9日のオリックス戦、6月1日の西武戦につづきこの日で今シーズン3度目のサヨナラ打を記録した。個人でシーズン3度のサヨナラ打は55年ぶり3人目の球団タイ記録となった。

阪神の髙山は5月29日の読売ジャイアンツ戦(甲子園)で、4対4で迎えた延長12回裏に1アウト満塁の場面で代打で登場。2ボールからの3球目をライトスタンドへ運び、満塁ホームランで試合を決めた。

髙山のサヨナラ打は2016年5月21日の広島戦以来自身2度目で、サヨナラ本塁打は初。代打サヨナラ満塁本塁打はプロ野球史上17本目となった。 髙山は受賞にあたって次の通りコメントした。

「本日は年間大賞に選んでいただき、ありがとうございました。あの試合は4時間半という長い試合でしたが、どんな時でも最後まで応援してくれるファンの方々の気持ちがボールに乗り移ったかなと思う試合でした。代打だったので裏で準備をしており、試合展開はあまり覚えていないのですが、この一振りにかけるという思いで打席に立ったことは覚えています。来年以降もこのような素晴らしい賞をもらえるように阪神ファン、プロ野球ファンの皆様にドラマティックな感動を与えられるようなプレーを届けられるように頑張っていきますので、これからも応援宜しくお願いいたします」。

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日本を拠点に国内外の様々なスポーツの最新ニュースや役に立つ情報を発信しているスポーティングニュース日本版のスタッフアカウント。本家であるスポーティングニュース米国版の姉妹版のひとつとして2017年8月に創刊された日本版の編集部員が取材・執筆しています。