【2022年シーズン開幕】横浜DeNAベイスターズ開幕戦の放送予定とシーズン展望

Sporting News Japan Staff

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【2022年シーズン開幕】横浜DeNAベイスターズ開幕戦の放送予定とシーズン展望

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2022シーズン 横浜DeNAベイスターズの展望

三浦大輔監督体制2年目を迎える横浜DeNAベイスターズ。昨年は外国人選手の来日遅れで開幕から躓き、そのまま最下位に終わった。今季もネフタリ・ソトとタイラー・オースティンが開幕直前で離脱する不安な船出となる。

左の東克樹、右の大貫晋一が今永昇太復帰までの軸に

三浦監督は開幕投手に左腕の東克樹を指名した。東は2018年に新人王に輝くも、その後は故障もあり低迷。2020年にはトミー・ジョン手術を受けた。しかし、今年はオープン戦で3試合に登板し13.2回を投げ防御率0.66と抜群の仕上がり。開幕前の最終登板となった3月18日の日本ハム戦では7回1失点、7奪三振と順調だ。

もうひとり開幕から柱とならなければならない存在が大貫晋一だ。2020年に2桁勝利をマークするも、昨シーズンは6勝と苦しんだ。再起をはかる今年はオープン戦4試合の登板で20回を投げ防御率1.35と安定した投球を見せた。左の東、そして右の大貫が当面の軸となる。

その他では石田健大、濱口遥大、坂本裕哉の左腕3人にロメロとピープルズの外国人投手。さらには上茶谷大河、阪口皓亮、京山将弥らの争い。大卒ルーキーの三浦銀二と徳山壮磨は役割が明言されておらず流動的だ。オープン戦でも複数イニングで起用されており、チーム状況を見ながら判断することになりそう。また、2020年のドラフト1位・入江大生は今シーズン中継ぎで起用される方針となった。

開幕投手の大本命だった今永昇太は春季キャンプで左前腕の炎症を発症し離脱。オープン戦での登板は1度もなく復帰時期は定かではない。今永が一軍に復帰するまでの期間、残りの先発ローテーション投手たちが踏ん張れるかは大きなポイントとなる。また、昨年6月にトミー・ジョン手術を受けた平良拳太郎は、今シーズンはリハビリ期間となる。早くてもシーズン終盤での一軍復帰となるため、戦力としては計算できない。

中継ぎ陣は山崎康晃、三嶋一輝そしてエスコバーの3人が勝ちパターンとなる。守護神経験者である山崎と三嶋はここまでともに無失点と順調だ。ただ、エスコバーはオープン戦7試合の登板のうち3試合で失点しており、防御率17.47と不安が残る。調子が戻らない場合、勝ちパターンの再編が必要だ。新外国人選手のクリスキーも中継ぎ投手だが、隔離期間の影響でオープン戦には登板していない。開幕後も二軍で調整を続けながら、外国人枠との兼ね合いを見て一軍昇格を判断することになりそうだ。

その他では伊勢大夢、三上朋也、平田真吾、左腕の砂田毅樹、田中健二朗、池谷蒼大らがブルペンを支える。ドラフト1位の高卒ルーキー小園健太はまずは二軍で実戦を積んでいく。

屈指の打線を有するも、開幕は「国産」のみ

打線の破壊力はリーグ屈指。佐野恵太と宮﨑敏郎の首位打者経験者ふたりに加え、昨シーズン新人ながら打率3割、20本塁打を達成した牧秀悟もいる。ただし、オースティンとソトの両外国人選手が開幕直前で離脱したのは大きな痛手。全員に20本塁打以上を期待できる豪華なメンバーが揃えば、他の球団にとっては驚異となる。

誰が4番を打ってもおかしくない顔ぶれの中、三浦監督は牧を4番に指名した。佐野が春季キャンプ途中で離脱したこともあり、前後を含め打順の組み方は試行錯誤中。得点力を最大限に引き出せる並びを探っていく。

破壊力ある主軸選手の前を務めるリードオフマンは桑原将志が務める。オープン戦の序盤は調子が上がらなかったものの、最後のカードでは3試合連続安打に本塁打も放ち調子を上げてきた。昨シーズン同様に「1番・中堅」で起用されることになる。両翼は本来であれば佐野とオースティンが本命だが、オースティン不在の間は楠本泰史や神里和毅、あるいは日本ハムから移籍してきた大田泰示らにチャンスがある。また、佐野はこの春から一塁の練習もしており、ソトの代役として開幕は一塁手で出場する可能性がある。

その他の内野は二塁が牧、三塁は宮崎と終盤に守備固めが必要なケースはあるにせよメンバーは固い。一方、正遊撃手候補筆頭だった高卒3年目の森敬斗がオープン戦開幕後に離脱した。そのため内野の要である遊撃は大和、柴田竜拓、知野直人らの争い。オープン戦では柴田が打率3割を超える活躍を見せており一歩リードか。

捕手は伊藤光を中心に嶺井博希、戸柱恭孝、山本祐大が3つの枠を争う。突き抜けた存在がいないだけにシーズンを通じて争いとなりそうだ。

強力打線を武器に1998年以来となるリーグ制覇を目指す。

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日本を拠点に国内外の様々なスポーツの最新ニュースや役に立つ情報を発信しているスポーティングニュース日本版のスタッフアカウント。本家であるスポーティングニュース米国版の姉妹版のひとつとして2017年8月に創刊された日本版の編集部員が取材・執筆しています。