【2022年シーズン開幕】東北楽天ゴールデンイーグルス開幕戦の放送予定とシーズン展望

Sporting News Japan Staff

【2022年シーズン開幕】東北楽天ゴールデンイーグルス開幕戦の放送予定とシーズン展望 image

【2022年シーズン開幕】東北楽天ゴールデンイーグルス開幕戦の放送予定とシーズン展望

<放送局>

  • DAZN(ネット)
  • ミヤギテレビ(地上波)
  • J SPORTS 2(BS)
  • パ・リーグTV(ネット)
  • Rakuten TV パ・リーグ Special(ネット)
  • ベースボールLIVE(ネット)

2022シーズン 東北楽天ゴールデンイーグルスの展望

東北楽天ゴールデンイーグルスはオープン戦を11勝2敗3分の首位で終えた。なかでもチーム防御率2.09は12球団トップの数字だった。田中将大や則本昂大ら実力者が揃う投手陣は今年も健在だ。

先発、中継ぎともに層が厚い

先発ローテーション投手は開幕投手の則本昂大、MLB帰り2年目の田中将大、ベテランの岸孝之、大卒2年目となる早川隆久、昨シーズン10勝を挙げた瀧中瞭太と豊富に揃っている。

オープン戦の結果は早川(2試合/防御率0.00)、則本(3試合/防御率1.15)、岸(4試合/防御率1.50)、田中(3試合/防御率2.57)、瀧中(4試合/防御率3.93)となっている。瀧中を除き全員が素晴らしい成績。唯一、防御率の悪い瀧中も最後の2試合では5回無失点、6回3分1を無失点と仕上げてきており大きな不安はない。

そして6枠目は大卒2年目の高田孝一と涌井秀章が候補となる。高田は3月4日のオープン戦では中継ぎで4回無失点と好投。その後、1イニングを投げた試合をはさみ、3月16日の巨人戦(春季教育リーグ)では先発で6回1失点と結果を出した。一方の涌井はオープン戦での登板はなかったものの、3月12日の日本ハム戦と3月17日のロッテ戦(いずれも春季教育リーグ)で合計7イニングを投げ無失点と好投している。

鈴木翔天も候補のひとりだったが、オープン戦で脇腹を痛めたため開幕ローテーション入りは絶望的。再調整を経てから再び一軍昇格を目指すことになる。

5人のローテーション投手が固まっており、6人目も若手とベテランが競争。さらにその次も控えている。先発投手陣の層は厚い。

中継ぎ投手も豊富だ。守護神の松井裕樹はオープン戦6試合で無失点。許した安打も1本だけと万全な状態で開幕を迎える。安樂智大とブセニッツもそれぞれオープン戦で1点も取られていない。勝ちパターンの3人全員がオープン戦6試合を無失点と準備万端だ。

その他の投手を見ても宋家豪に酒居知史。育成契約から這い上がってきた小峯新陸、西口直人やルーキーの西垣雅矢、左腕では弓削隼人と渡邊佑樹が控えている。酒居はオープン戦最初の2試合で連続失点を喫するも、3月13日のDeNA戦と3月18日の中日戦でともに1回パーフェクトピッチング。しっかりと仕上げてきた。先発、中継ぎともに役者揃いだ。

新リードオフマンの西川遥輝がオープン戦で出塁率5割超

野手は新加入の3選手にかかる期待が大きい。そのひとり目が西川遥輝だ。盗塁王4度の実績がある西川はオープン戦で13試合に出場し打率.364と絶好調。さらには10四球を選び、出塁率.512と驚異的な数字を残した。守備位置は左翼もしくは中堅、そしてリードオフマンとして起用されることが濃厚だ。

マルモレホスとギッテンスの新外国人コンビには長打力が期待される。合流が遅かったこともありオープン戦では結果を残せなかったが、二軍戦の出場を経て一軍合流を目指す。浅村栄斗や島内宏明とともに主軸を形成できれば破壊力のある打線となる。

新戦力3人の加入で定位置争いは激しくなった。外野は昨シーズンの打点王である島内に新加入の西川がともに左翼が本職。マルモレホスも一塁と左翼を守る。オープン戦では島内が右翼、西川は中堅といったように本職以外のポジションにもついた。

その他では小郷裕哉や田中和基、内野との併用で和田恋や小深田大翔らもオープン戦では外野の守備についた。さらには故障離脱している辰己涼介も控えている。相手投手との相性や調子などを見ながら様々なバリエーションを組むことになりそうだ。

内野で固定起用されそうなのは二塁の浅村だけで、一塁は鈴木大地と和田に銀次にギッテンス、そして外国人選手。三塁は茂木栄五郎と渡邊佳明そして鈴木。遊撃は山崎剛と小深田といったように複数の選手で争っている。指名打者を含めて内外野ともにポジション争いは激しい。

そのなかでも注目されるのが、巨人から移籍4年目のシーズンを迎える和田だ。昨シーズンはわずか7試合の出場で本塁打は1本もなかった。しかしこのオープン戦では14試合の出場で打率.366、1本塁打、6打点。四球も6つ選んでおり出塁率は.429を記録した。一塁と両翼を守ることができ、起用法のバリエーションは豊富。オープン戦も最終盤までスタメンで起用されており、開幕スタメンに抜擢されてもおかしくない。

捕手は太田光がオフに肩の手術を受けており出遅れており、オープン戦での出場もない。そんな中でドラフト2位ルーキーの安田悠馬が存在感を見せている。オープン戦ではチーム最多の12試合で捕手として出場し、打率.242、1本塁打を記録。また、8打点はチームトップだった。打撃を武器にレギュラー奪取の可能性は十分にある。

このように野手はほとんどのポジションで競争が起こる。また複数のポジションを守れる選手も多くなった。そうなると故障や不振などのアクシデントにも柔軟に対応できる。また選手の休養も取りやすい。豊富な戦力で2013年以来9年ぶりのリーグ王者を目指す。

▶プロ野球を観るならDAZNで。スマホやTVでスポーツをいつでも楽しもう

Sporting News Japan Staff

Sporting News Japan Staff Photo

日本を拠点に国内外の様々なスポーツの最新ニュースや役に立つ情報を発信しているスポーティングニュース日本版のスタッフアカウント。本家であるスポーティングニュース米国版の姉妹版のひとつとして2017年8月に創刊された日本版の編集部員が取材・執筆しています。