【2022年シーズン開幕】広島東洋カープ開幕戦の放送予定とシーズン展望

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【2022年シーズン開幕】広島東洋カープ開幕戦の放送予定とシーズン展望

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2022シーズン 広島東洋カープの展望

広島東洋カープは2016年から3連覇を達成したものの、2019年からは3年連続Bクラスと不調なシーズンが続いている。今年は先発投手に3人の柱が揃っており、打線が噛み合えば上位争いに加わる力はある。

大瀬良大地、九里亜蓮、森下暢仁の先発3本柱が健在

昨シーズン中に国内FA権を取得した大瀬良大地と九里亜蓮が揃って残留した。これで2020年の新人王・森下暢仁を含め、先発3本柱は12球団でも屈指のレベルとなった。4番手には左腕の床田寛樹が入る。

ただし、この4人に続く存在が少し心許ない。当初、佐々岡監督は高卒3年目で昨シーズン4勝を挙げた玉村昇悟、同2年目の小林樹斗、ドラフト2位ルーキーの森翔平の3人から2人を選ぶ方針を示していたが、オープン戦序盤は3人全員が結果を残すことができなかった。玉村と小林は踏ん張るも、森はオープン戦2試合で3回3分の2を投げ11失点と振るわず二軍に降格した。

森と入れ替わるように候補に挙がってきたのが、高卒5年目の遠藤淳志だ。昨季はわずか2試合の登板で未勝利に終わった右腕は今年はオープン戦で3試合連続無失点と好投。とくに3月13日の日本ハム戦では、43球で4回無四球・無失点と抜群の安定感を見せた。序盤は小林、玉村そして遠藤で残りの2枠を争うこととなりそうだ。

新外国人のアンダーソンも先発タイプ。来日が3月半ばと遅れたため、早くても一軍昇格は4月以降となる。大瀬良、九里、森下、床田の4人を軸に後の2枠を外国人投手と若手で争う。

中継ぎは7回、8回の投手がポイントとなる。昨シーズンも僅差の勝ち試合で7回、8回に登板するいわゆる勝ちパターンをなかなか固定できず苦しんだ。今シーズンは島内颯太郎と中崎翔太のふたりが担うことになる。

島内はオープン戦で5試合連続無失点と好投。一方、2016年からの3連覇を支えた中崎は復活の気配を見せている。中崎は2019年オフに膝、2020年には右腕の手術を受け、2020年は6試合、昨シーズンは4試合の登板にとどまったが、今年は春季キャンプも一軍スタート。対外試合でも結果を出し、オープン戦でも4試合連続無失点と好調をキープしている。

島内と中崎が機能しなかった場合は、右のコルニエル、左では塹江敦哉、森浦大輔にドラフト1位ルーキーの黒原拓未と新外国人選手のターリーらが控えている。

守護神の栗林はオープン戦で登板した6試合のうち3試合で失点と打ち込まれている。昨シーズン防御率0.86の絶対的守護神が今季も結果を残せるかは大きなポイントだ。

鈴木誠也の穴をどう埋めるか

野手陣は鈴木誠也(現カブス)の穴をいかに埋めるかがカギとなる。もちろん6年連続打率3割、25本塁打以上を記録した打者の代わりを見つけるのは容易ではない。

オープン戦の序盤はドラフト6位のルーキー末包昇大が鈴木の「4番・右翼」で起用されてきた。結果はなかなか伴わず、実績のある松山竜平が3月中旬に一軍に合流すると4番の座を譲っている。それでも末包は打順を下げながらも右翼で起用されており、佐々岡監督の期待は大きい。4番は長距離砲候補の新外国人選手であるマクブルームが合流するまでは、松山が起用されることになりそうだ。

オープン戦を見る限り、昨シーズンは故障で70試合の出場にとどまった會澤翼が正捕手として起用されることが濃厚だ。昨シーズン、セ・リーグ2位の打率.315とブレイクした坂倉将吾は三塁と一塁で起用されている。正捕手を會澤と争うというよりは、その他の選手との兼ね合いで捕手も含めて複数のポジションを守ることになりそう。復活を期する堂林翔太らもライバルだ。

内野のレギュラーが定まらない中で、定位置をものにしたのが小園海斗だ。小園は昨シーズン打率.298と若手の遊撃手として十分な数字を残し、オープン戦でも好調をキープ。マクブルームがスタメン出場するまでは「3番・遊撃」が既定路線。現時点で競争相手は見当たらない。

外野は右翼の末包はほぼ確定。その他を西川龍馬、大盛穂、野間峻祥、中村奨成、宇草孔基にルーキーの中村健人らが争う。新型コロナウイルスの影響で出遅れていた西川もオープン戦では好調をキープしており、その他のメンバーで残り1枠を争うことになりそうだ。

兎にも角にも鈴木の穴を複数名でカバーしつつ、得点力を上げることができるかが今年の広島の至上命題だ。

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日本を拠点に国内外の様々なスポーツの最新ニュースや役に立つ情報を発信しているスポーティングニュース日本版のスタッフアカウント。本家であるスポーティングニュース米国版の姉妹版のひとつとして2017年8月に創刊された日本版の編集部員が取材・執筆しています。