【2022年シーズン開幕】埼玉西武ライオンズ開幕戦の放送予定とシーズン展望

Sporting News Japan Staff

【2022年シーズン開幕】埼玉西武ライオンズ開幕戦の放送予定とシーズン展望 image

【2022年シーズン開幕】埼玉西武ライオンズ開幕戦の放送予定とシーズン展望

<放送局>

  • DAZN(ネット)
  • テレビ埼玉(地上波)
  • テレビ朝日系列(地上波)※録画放送
  • BS12 トゥエルビ(BS)
  • フジテレビTWO(CS)
  • パ・リーグTV(ネット)
  • Rakuten TV パ・リーグ Special(ネット)
  • ベースボールLIVE(ネット)
  • フジテレビTWOsmart(ネット)

2022シーズン 埼玉西武ライオンズの展望

昨季は42年ぶりに最下位となった西武ライオンズ。今季は2019年以来となるパ・リーグ制覇で雪辱を誓う。

ドラフト1位の隅田知一郎と2位の佐藤隼輔が開幕ローテーション入り

先発ローテーション投手を見ると、まず高橋光成、松本航、今井達也の3人の名前が挙がる。全員が昨シーズンは規定投球回に到達しており、今シーズンも同様に軸となることが期待されている。3人はオープン戦でも順調に調整を続けていたものの、今井がオープン戦最終の登板を回避。4月以降の復帰となりそうだ。

新戦力はドラフト1位・隅田知一郎(西日本工業大)と同2位・佐藤隼輔(筑波大)の両左腕に期待が集まる。オープン戦では隅田が3試合(15回)に登板し防御率1.80、佐藤は4試合(11回)の登板で防御率0.82とさっそく結果を出した。隅田は開幕2戦目の先発が濃厚だ。

当初は中継ぎ予定だった佐藤も、今井が離脱したこともあり開幕ローテーションに入った。チームのピンチをチャンスに変えることができれば、チームとしてこの上なく大きい。昨シーズンの西武は先発左腕の勝ち星が内海哲也(1勝)と浜屋将太(1勝)の合計2勝しかなかった。新戦力の2人でどれだけ上積みができるか注目だ。

新外国人選手のエンスとスミスもすでに二軍では登板している。開幕ローテーションには入らないものの、状態を見て4月以降に一軍昇格となりそうだ。

その他では高卒4年目の渡邉勇太朗とアンダースローの與座海斗がローテーションに入ってくる。とくに渡邉はオープン戦で3試合に登板し防御率1.69と安定した成績を残した。最終登板となった3月20日のヤクルト戦では5回無安打無失点投球を披露している。昨シーズンの4勝を超える白星、そして自身初となる規定投球回到達を目指す。

中継ぎでは守護神の平良海馬がオフに右足首の手術を受けた影響で、オープン戦での登板もなく出遅れた。二軍戦では登板しているものの、開幕一軍メンバーからは外れ、早くても2カード目からの合流となる。

平良が守護神に戻るまでは、実績のある増田達至や平井克典で試合終盤を凌ぐことになりそうだ。その他は水上由伸、宮川哲、大曲錬らが控えている。新外国人のボーも中継ぎでの起用が既定路線。外国人枠を見ながら起用法を探ることになる。なお、実績のある森脇亮介、十亀剣、武隈祥太はオープン戦での登板がなかった。

昨シーズンの西武はチーム防御率がリーグワーストの3.94と投手力がウィークポイントだった。ここを補うべく先発候補としてドラフト上位の隅田と佐藤、新外国人投手のエンスとスミス。中継ぎ候補としてはボーが加わった。新戦力の先発4人と中継ぎ1人が額面通りの働きを見せれば大幅改善の見込みもある。

求められる山川穂高と外崎修汰の復調。そして鈴木将平の台頭

野手陣は一塁の山川穂高が復調できるかが大きなポイントとなる。山川は2018年、2019年と40本塁打、120打点とチームを牽引していた。しかしここ2年は、本塁打が24本にとどまり、80打点にも届かなかった。今年もオープン戦では13試合の出場で打率.205、1本塁打、6打点と調子が上がってこない。エンジンがかかるのはいつなのか。それによって攻撃力は大きく変わってくる。

その他の内野を見ると二塁の外崎修汰、三塁の中村剛也、遊撃の源田壮亮は攻守ともに安定している。外崎は2年連続で2桁本塁打に届かなかったが、オープン戦で4本塁打とパンチ力が戻ってきた。クリーンナップの後ろで一発のある外崎が控えているのは、対戦相手にとっても脅威となる。

中村は今年で39歳になる大ベテランにもかかわらず、オープン戦は年齢を感じさせない内容だった。打率は4割を超え積極的に守備にもついている。指名打者での起用も交えながら、コンディションを整えシーズンを戦い抜くこととなりそうだ。

その他には新戦力ウィティや山田遥楓、呉念庭らが控えている。いずれも複数のポジションを守ることができ、中村の指名打者出場時を含めて起用の幅は広い。

外野は右翼の愛斗、中堅には鈴木将平、左翼には新外国人のオグレディが起用される見込み。とくに鈴木はオープン戦で打率.333、OPS.875と一皮向けた感がある。リードオフマンとして「1番・中堅」に定着することができるか注目だ。

オグレディは外野全ポジションを守れる貴重な存在。すでにオープン戦にも出場しており状態は心配なさそう。開幕から一軍でスタートを切る。左前十字靭帯損傷からの復帰を目指す若林楽人、金子侑司、岸潤一郎も控えている。ベテランの栗山巧はオープン戦でも2試合しか守備についておらず、今シーズンは指名打者もしくは代打での起用が濃厚となる。

捕手は森友哉が中心だ。オープン戦では柘植世那と牧野翔矢も多く起用されていたが、森の正捕手起用は揺るがない。2番手捕手筆頭候補だった岡田雅利は離脱中。オープン戦での出場はなかった。

西武は昨年最下位だったこともあり不安要素は多いが、昨季のオリックスは前年最下位からパ・リーグを制覇し、日本シリーズに進んだ。西武にもその可能性は十分にある。辻発彦監督の手腕に注目だ。

▶プロ野球を観るならDAZNで。スマホやTVでスポーツをいつでも楽しもう

Sporting News Japan Staff

Sporting News Japan Staff Photo

日本を拠点に国内外の様々なスポーツの最新ニュースや役に立つ情報を発信しているスポーティングニュース日本版のスタッフアカウント。本家であるスポーティングニュース米国版の姉妹版のひとつとして2017年8月に創刊された日本版の編集部員が取材・執筆しています。