【2022年シーズン開幕】千葉ロッテマリーンズ開幕戦の放送予定とシーズン展望
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昨シーズンの千葉ロッテマリーンズは、マジックを点灯させながらもわずかに及ばず、優勝を逃した。それでも2年連続2位と確実に力はつけてきたことは間違いない。井口資仁監督5年目のシーズンで悲願の優勝を目指す。
佐々木朗希の覚醒に期待
先発投手は開幕投手の石川歩と昨シーズン初の2桁勝利を達成した左腕の小島和哉が中心となる。石川はオープン戦で3試合に登板し防御率2.63。一方の小島も3試合の登板で防御率1.69と順調に仕上げてきた。とくに小島は16回を投げ与四球は1つだけ。昨シーズンは146回で51個だったことを考えると制球面にも磨きがかかった。
そして大注目なのが高卒3年目を迎える佐々木朗希だ。昨シーズンは間隔を空けながらの登板だったが、今シーズンは一般的な先発投手と同じく中6日での登板が予想される。オープン戦ですでに160キロを超えるストレートを投げ込む仕上がりぶり。怪我なくローテーションを守ることができれば2桁勝利を計算できそうだ。令和の怪物がいよいよシベールを脱ぐ。
また、昨シーズン途中に加入したロメロが残留した。中日ドラゴンズ時代の2019年には8勝を挙げており、昨シーズンも4試合で防御率1.54と結果を出していたが、オープン戦では2試合の登板で3回4失点、4回3失点と少し気がかりだ。そして美馬学、二木康太が続く。
本来であれば先発ローテーションに名を連ねるべき岩下大輝が3月2日のオープン戦を最後に登板がない。球団発表がなく詳細は不明だ。復帰すれば一軍の先発として起用されることは間違いない。また、エース候補だった種市篤暉は2020年9月にトミー・ジョン手術を受けており、リハビリ中。復帰時期によっては戦力となりそうだ。その他では本前郁也や河村説人らが一軍の座を狙っている。
中継ぎ陣では守護神の益田直也がオープン戦でしっかりと結果を出した。6試合の登板で無失点。与えた四球はわずか1つ。今シーズンも9回は安泰だ。
一方で佐々木千隼と唐川侑己はオープン戦での登板がなかった。ともに昨シーズンは一時的に勝ちパターンの一角を任されていただけに不在は大きく響いてくる。また昨シーズン途中に加入した国吉佑樹もオープン戦では6試合の登板のうち3試合で失点し安定感を欠いた。
こうした状況を踏まえ、益田以外の勝ちパターンは新外国人のゲレーロや新人の八木彬が抜擢されそう。オープン戦の結果を見ると、ゲレーロは3試合(3試合)で防御率0.00。八木は3試合(3回)で1失点を喫し防御率3.00だったものの、5つの三振を奪い与四球は0と実力は見せた。
その他には鈴木昭汰、小野郁にルーキーの廣畑敦也、トミー・ジョン手術から復帰した西野勇士らが控えている。勝ちパターンを任されるであろうニューフェイスのふたりが役割をこなすことができれば、佐々木千や唐川の復帰で中継ぎの層はぐっと厚くなる。
平沢大河、高部瑛斗がレギュラー奪取となるか
野手陣はレアード、マーティン、エチェバリアの3人の外国人選手が揃って残留した。オープン戦ではレアードが11試合で3本塁打、マーティンは9試合で打率.364と好結果を残している。マーティンは右翼、レアードは一塁と指名打者で起用される見込み。日本の野球を理解している2人が開幕からオーダーに名を連ねるのは心強い。一方でエチェバリアは11試合で打率.133、0本塁打と調子が上がってこない。三塁と遊撃のポジションを争うことになる。
内野は二塁の中村奨吾以外は流動的となりそう。一塁はレアードと山口航輝、三塁と遊撃は藤岡裕大、平沢大河、エチェバリアらが争う。また、ドラフト2位ルーキーの池田来翔や福田光輝も複数のポジションでオープン戦では起用されていた。
そのなかで注目されるのが平沢大河だ。2015年ドラフト1位の逸材もこれまでの6年間で実績を残すことはできていない。しかし今シーズンはオープン戦で16試合に出場し打率.333、OPS.857と絶好調。レギュラー奪取を意識して開幕を迎えることになった。
外野もポジション争いは激しい。オープン戦で首位打者に輝いた高部瑛斗に背番号が「1」となった藤原恭大、そしてマーティン。さらには岡大海も打率.289、2本塁打とオープン戦で結果を残している。現在は離脱しているものの、昨シーズンの最多安打・荻野貴司も控えており層は厚い。
捕手は高卒ルーキーの松川虎生にかかる期待が大きい。オープン戦でもチーム最多タイの10試合でマスクをかぶった。打率.136と打撃面では苦戦しているのは否めない。それでも6つの四球を選んでおり出塁率は.321と極端に低いわけではない。まずは守備面で投手の信頼を勝ち取り、そこから打撃面でのアピールができればレギュラーに定着できる可能性は高まってくる。一方で柿沼友哉、佐藤都志也に田村龍弘や加藤匠馬ら昨シーズン、一軍で戦ってきた捕手たちも期するものがあるだろう。チーム内で捕手争いが続けば底上げとなるはずだ。
野手は内・外野に加えて捕手も競争が激しい。ベテランや外国人選手の起用時を含め指名打者をどのように使っていくのかがカギとなりそうだ。
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