【2022年シーズン開幕】オリックス・バファローズ開幕戦の放送予定とシーズン展望

Sporting News Japan Staff

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【2022年シーズン開幕】オリックス・バファローズ開幕戦の放送予定とシーズン展望

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2022シーズン オリックス・バファローズの展望

昨シーズン25年ぶりにパ・リーグ制覇を果たしたオリックス。王者として臨む今季のオープン戦は、最終戦をサヨナラ勝ちで締め8勝7敗だった。

今年も山本由伸と宮城大弥の両輪が軸

開幕投手はもちろん絶対的エースの山本由伸。オープン戦では3試合の登板で12.2回を投げ13奪三振、与四球1、防御率1.42ときっちり仕上げてきた。左のエース宮城大弥はオープン戦最終登板となった3月19日の阪神戦では、6回途中4失点とやや乱れたものの大きな不安はない。今シーズンも山本と宮城を中心に先発ローテーションを組んでいく。

左右の両輪に続くのが田嶋大樹だ。2年連続で規定投球回に到達しており安定感は十分。今シーズンは昨季の8勝を超え、自身初の10勝を目指したいところ。そして、4番手は山崎福也、5番手に山崎颯一郎と続く。両投手とも昨シーズンは規定投球回には届いていない。とくに高卒6年目の山崎颯は昨シーズン一軍デビューを果たしたばかりであり、年間を通じて一軍で稼働したことはない。先発ローテーションをしっかりと回すことが、まずは求められる。

最後の1枠の候補には故障から復帰した山岡泰輔や新外国人投手のワゲスパックが挙がるが、山岡はオープン戦3試合に登板し防御率8.10。とくに3月15日の楽天戦では4回途中7失点、被安打10といいところがなかった。ワゲスパックも来日が遅れたこともあり、オープン戦での登板はない。早くても4月以降の一軍合流となる。3番手までは計算できるものの、4番手以降は実績がないのが懸念点だ。

MLBからの復帰2年目となる平野佳寿は今年も健在。オープン戦でも3試合連続無失点と順調な仕上がりを見せている。中継ぎ陣に3連投以上を課さないチーム方針や、38歳という年齢を考えると稼働ペースは少し落ちるかもしれないが、それでも勝ちパターンの一角を担うことは間違いない。

勝ちパターン候補の富山凌雅は春季キャンプ途中に新型コロナウイルスに罹患し出遅れ。オープン戦でも登板はない。新外国人のビドルも3月19日にようやく初登板を済ませたところで、仕上がりの面でやや不安。

その他には村西良太、吉田凌、山田修義、比嘉幹貴、バルガスら昨シーズンも奮闘した面々が控えている。コーチ兼任の能見篤史も出番はありそうだ。ここ3年は一軍での登板がなかった黒木優太も復活気配。オープン戦では4試合に登板し、防御率0.00と結果を出している。中川颯、阿部翔太、ドラフト7位ルーキーの小木田敦也らもオープン戦で出番を与えられており、彼らにもチャンスがあるかもしれない。ドラフト1位の椋木蓮はケガで二軍スタートとなる。

本塁打王・杉本裕太郎が2年連続で結果を残せるか

昨シーズンのオリックスはチーム打率.247と本塁打133本はいずれもリーグトップで551得点はリーグ3位と打線が活発だった。

得点源の源となったのは「福宗正杉」と呼ばれた福田周平、宗佑磨、吉田正尚、杉本裕太郎の上位打線だ。今年もオープン戦を見る限り1番・福田、3番・吉田、4番・杉本は固定されそうだ。その一方で宗は2番や5番、その他にも下位打線で起用されており、臨機応変に入れ替わった。

カギを握るのはやはり4番の杉本。7年目の杉本がシーズンを通して活躍したのは去年だけしかなく、3番を打つ吉田のように複数年連続での活躍が求められる。昨年の本塁打王に対して相手投手の攻めも厳しくなるが、それに打ち勝たなければいかない。

オープン戦では外野の争いが激しかった。後藤駿太が10試合で打率.435と打ちまくり、ドラフト4位ルーキーの渡部遼人もオープン戦で守備・走塁での評価を高めた。昨シーズンは右翼が定位置だった杉本が一塁に入るケースもあり、選手起用のバリエーションは増えている。

内野は三塁の宗、遊撃の紅林弘太郎がほぼ固定。二塁を安達了一、太田椋、宜保翔らで争う。一塁は来日2年目のラベロや新外国人のバレラ、さらには右翼との併用で杉本が起用される。ドラフト2位ルーキーの野口智哉も二塁・三塁・遊撃と守備についた。打撃面で苦戦しているもののチャンスはありそうだ。指名打者はオフシーズンに両足首の手術をした吉田や外国人選手との兼ね合いになる。

捕手は若月健矢、伏見寅威を中心に併用されることになりそうだ。チームの精神的支柱でもあるT-岡田はオープン戦で右ふくらはぎを痛めて二軍スタート。復帰すれば指名打者と一塁を争う。昨シーズンは代打打率.462(13打数6安打)、2本塁打と左の代打としても優秀な成績を残した。ベンチにいても恐怖を与えられる。

昨シーズンからモヤとバレラが入れ替わったことを除けば、ほとんどメンバーは変わらない。実績のある吉田に加え、杉本がしっかりと昨日するか。それが得点を上げるための大きなポイントだ。

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日本を拠点に国内外の様々なスポーツの最新ニュースや役に立つ情報を発信しているスポーティングニュース日本版のスタッフアカウント。本家であるスポーティングニュース米国版の姉妹版のひとつとして2017年8月に創刊された日本版の編集部員が取材・執筆しています。