【NFL】2024年スーパーボウルのハーフタイムショーは誰? 報酬・歴代出演者一覧・プリゲームショー出演者

Gilbert McGregor

David Suggs

石山修二 Shuji Ishiyama

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2024年2月、これまでアッシャーが行なってきたラスベガス・レジデンシー公演の歴史に、新たな1ページが付け加えられる。

2024年2月11日(日本時間12日)に米国ネバダ州ラスベガスで開催されるNFLの頂上決戦、第58回スーパーボウルのハーフタイムショーに、グラミー賞アーティストのR&Bシンガー、アッシャーが出演することが、9月に発表された。

アッシャーの出演発表のポストは、このキム・カーダシアン版のほか、アッシャー版、ボルティモア・レイブンズWRのオデル・ベッカムJr.版、元シアトル・シーホークスRBのモーション・リンチ版、コロラド大フットボール部ヘッドコーチのディオン・サンダース版の複数バージョンがあり、発表当日には大々的にSNS上で告知された。

アッシャー

オデル・ベッカムJr.

モーション・リンチ

ディオン・サンダース

さらに1月に入って、ハーフタイムショーのトレイラーも公開された。「30 Years in the Making」と題されたとおり、その映像はまさにアッシャーのこれまでのキャリアの集大成といえるような構成になっており、中にはNBAレイカーズのレブロン・ジェームズやBTSジョングク、Jバルヴィンといった面々も映っている。当日のステージでもどんなサプライズが飛び出すのか、期待が高まる。

アッシャーって誰?

2枚目のアルバム『My Way』(マイ・ウェイ)でタイトル曲を含むメガヒットを連発し、全米だけで700万枚という驚異的なセールスを記録。早々にスーパースターの地位を確立すると、これまでグラミー賞に輝くこと計8度、全世界でのCD/レコード総売上枚数は8000万枚を超える。近年は俳優、慈善家としても積極的に活躍の場を拡げると共に、ラスベガスでは過去に2度のレジデンシー公演で成功を収めてきた。スーパーボウル・ハーフタイムショーには、2011年に The Black Eyed Peas(ブラック・アイド・ピーズ)のステージにゲスト出演し、フィーチャリングでも参加している『OMG』を披露。今回が2度目の登場となる。

「死ぬまでに叶えたかった夢の一つがスーパーボウルでのパフォーマンス。ついにそれを実現できてほんと光栄だ。これまで観たことのないような自分のパフォーマンスを世界中に披露したい。待ちきれないね」

USHER:ハーフタイム・ヘッドライナー発表インタビュー(Apple Music)

なお、このスーパーボウル・ハーフタイムショー当日の現地2月11日にはアッシャーの自身9枚目となるニューアルバム『Coming Home』がリリースされることも発表されている。 

Roc Nationの創設者/オーナーであるJay-Z(ジェイZ)は、NFLの公式リリース内で次のようにコメントしている。

アッシャーは究極のアーティスト、ショーマンだ。15歳でデビューしてしてからというもの、独自のキャリアを切り開いてきた。その完璧な歌、圧巻のコリオグラフィーはもちろん、ソウルを露わにしてくるアーティストだ。その驚異的なキャリアの過程で、ついに世界で最も大きなステージのひとつに立つことになったわけで、自分もそのマジックを目にするのが今から待ち遠しい。

第58回スーパーボウルは、Apple Musicがハーフタイムショーのスポンサーとなって2度目の大会となる。それ以前、2013〜2022年まではペプシがハーフタイムショーのスポンサーを務めていた。

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2024年のスーパーボウル・ハーフタイムショーの出演者は?

NFLがラスベガスで行われる第58回スーパーボウルのハーフタイムショー出演者がアッシャーになることを発表したのは9月24日。この段階では、アッシャーのステージに、他のゲスト・アーティストが出演するかどうかは未定となっている。ただ、これまでのキャリアでジャスティン・ビーバーやアリシア・キーズなど、数々の大物アーティストとのコラボを実現してきたアッシャーだけに、スーパーボウルという大舞台での共演も期待される。

ちなみに2023年2月の第57回スーパーボウルのハーフタイムショーに出演したリアーナの名前が発表されたのもほぼ1年前だった。ゲストを入れることなく、自らの代表曲のメドレーでシンプルながらも圧巻のパフォーマンスを披露したリアーナのステージは、スーパーボウルのハーフタイム史上最多視聴者数を獲得した(1億2101万7000人)。

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スーパーボウル・ハーフタイムショー出演者の報酬は? 

ハーフタイムショーに出演するアーティストに支払われる報酬はゼロ、NFLはハーフタイムショーの演出コストは支払うものの、アーティストに対してはギャラを支払っていない。

それでもアーティストがハーフタイムショーに出演する理由の一つはそのインパクトの大きさだ。過去の例で見ると、2019年に出演したマルーン5は、ハーフタイムショー当日に楽曲セールスが434%アップ、2018年のジャスティン・ティンバーレイクのときには534%アップ、2017年のレディー・ガガのときには1000%アップしたと報じられている。

たとえ、ステージのギャラがゼロであっても、全世界で5600万人以上が視聴したというスーパーボウルならではの経済効果が、出演アーティストにはあるわけだ。

過去のスーパーボウル・ハーフタイムショー出演者

開催年 出演者
1 1967 アリゾナ大学とグランブリング州立大学のバンドによる「Super Sighs and Sounds」
2 1968 グランブリング州立大学バンド
3 1969 フロリダ A&M 大学のバンドとマイアミ地域の高校のバンドによる「America Thanks」
4 1970 サザン大学バンド、アル・ハート、ライオネル・ハンプトン、ドク・セヴェリンセン、マルグリット・ピアッツァによる「Tribute to New Orleans」
5 1971 サウスイースト・ミズーリ州立大学バンド
6 1972 エラ・フィッツジェラルド、キャロル・チャニング、アル・ハート、米海兵隊訓練チームによる「Salute to Louis Armstrong」
7 1973 ミシガン大学バンド、アンディ・ウィリアムズ、ウッディ・ハーマンによる「Happiness Is…」
8 1974 テキサス大学バンドによる「ミュージカル・アメリカ」
9 1975 マーサー・エリントンとグランブリング州立大学のバンドによる「Tribute to Duke Ellington」
10 1976 Up With Peopleによる「200 Years and Just a Baby: A Tribute to America's Bicentennial」
11 1977 ウォルト・ディズニー・プロダクションズによる「It's a Small World」
12 1978 ピート・ファウンテン、アル・ハート、ザ・アパッチ・バンドによる「From Paris to the Paris of America」
13 1979 ケン・ハミルトンと様々なバンドによる「Salute to the Caribbean」
14 1980 アップ・ウィズ・ピープルによる「A Salute to the Big Band Era」
15 1981 ピート・ファウンテンとサザン大学バンドによる「A Mardi Gras Festival」
16 1982 アップ・ウィズ・ピープルによる「A Salute to the 60's and Motown」
17 1983 「KaleidoSUPERscope」
18 1984 ウォルト・ディズニー・プロダクションズによる「Salute to the Superstars of the Silver Screen」
19 1985 トップス・イン・ブルーによる「A World of Children's Dreams」
20 1986 アップ・ウィズ・ピープルによる「Beat of the Future」
21 1987 ディズニーと高校バンドによる「Salute to Hollywood's 100th Anniversary and The Land of Make Believe」
22 1988 チャビー・ チェッカー、88 グランド ピアノ、ロケッツ、南カリフォルニア大学とサンディエゴ州立大学のバンドによる「Something Grand」
23 1989 「BeBop Bamboozled」
24 1990 ダグ・ カーショー、イルマ・トーマスによる「Salute to New Orleans」とピーナッツ・キャラクター40周年
25 1991 ニュー・キッズ・オン・ザ・ブロックによる「A Small World Salute to 25 Years of the Super Bowl」
26 1992 グロリア・エステファン、フィギュアスケーターのブライアン・ボイタノ、ドロシー・ハミルによる「Winter Magic」
27 1993 マイケル・ジャクソンによる「Heal the World」
28 1994 クリント・ブラック、ターニャ・タッカー、トラヴィス・トリット、ワイノナ、ナオミ・ジャッドによる「Rockin' Country Sunday」
29 1995 トニー・ベネット、パティ・ラベル、アルトゥーロ・サンドヴァル、マイアミ・サウンド・マシーンによる「Indiana Jones and the Temple of the Forbidden Eye」
30 1996 ダイアナ・ロスによる「Take Me Higher: A Celebration of 30 Years of the Super Bowl」
31 1997 ダダン・エイクロイド、ジョン・グッドマン、ジェームス・ベルーシ、ジェームス・ブラウン、ZZトップによる「Blues Brothers Bash」
32 1998 ボーイズ II メン、スモーキー ロビンソン、クイーン ラティファ、マーサ リーブス、テンプテーションズによる「A Tribute to Motown's 40th Anniversary」
33 1999 スティービー・ワンダー、グロリア・エステファン、ビッグ・バッド・ブードゥー・ダディ、サヴィオン・グローバーによる「Celebration of Soul, Salsa and Swing」
34 2000 フィル・コリンズ、クリスティーナ・アギレラ、エンリケ・イグレシアス、トニ・ブラクストンによる「A Tapestry of Nation」
35 2001 エアロスミス、ブリトニー・スピアーズ、メアリー J. ブライジ、ネリーによる「The Kings of Rock and Pop」
36 2002 U2
37 2003 シャナイア・トゥエイン、ノー・ダウト、スティング
38 2004 ジャネット・ジャクソン、ジャスティン・ティンバーレイク、キッド・ロック、P・ディディ、ネリー、ジェシカ・シンプソンによる「Choose or Lose」
39 2005 ポール・マッカートニー
40 2006 ザ・ローリングストーンズ
41 2007 プリンス
42 2008 トム・ペティ & ザ・ハートブレイカーズ
43 2009 ブルース・スプリングスティーン & The E Street Band
44 2010 ザ・フー
45 2011 ブラック・アイド・ピーズ(ゲスト:アッシャー、スラッシュ)
46 2012 マドンナ (ゲスト: Cee Lo Green、LMFAO、M.I.A. 、ニッキー・ミナージュ)
47 2013 ビヨンセ(ゲスト:デスティニーズ・チャイルド)
48 2014 ブルーノ・マーズ(ゲスト:レッド・ホット・チリ・ペッパーズ)
49 2015 ケイティ・ペリー(ゲスト:ミッシー・エリオット、レニー・クラヴィッツ)
50 2016 コールドプレイ(ゲスト:ビヨンセ、ブルーノ・マーズ)
51 2017 レディー・ガガ
52 2018 ジャスティン・ティンバーレイク
53 2019 マルーン 5 (ゲスト:トラヴィス・スコット、ビッグ・ボーイ)
54 2020 シャキーラ、ジェニファー ロペス(ゲスト:バッド・バニー、 J.バルヴィン)
55 2021 ザ・ウィークエンド
56 2022 ドクター・ドレー、スヌープ・ドッグ、エミネム、メアリー・J・ブライジ、ケンドリック・ラマー
57 2023 リアーナ
58 2024 アッシャー

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第58回スーパーボウル プリゲームショーの出演者は?

ハーフタイムショーと合わせて注目を集めるのがプリゲームショー、特に誰がアメリカ国歌斉唱を歌うのかも大きな注目の的だ。湾岸戦争下の1991年に開催された第25回スーパーボウルでホイットニー・ヒューストンが歌い上げた「Star Spagled Banner(星条旗)」は今や伝説的パフォーマンスとして語り継がれている。

2024年大会でそんな国歌斉唱の大役に選ばれたのは、3度のグラミー賞受賞に輝くカントリー歌手のリーバ・マッキンタイア。昨年のクリス・ステイプルトンに続き、カントリー歌手が抜擢されることが1月に発表された。

あわせて、ジャンルレスに活躍し続けるポスト・マローンが『America the Beautiful』を、映画『ザ・ナイテッド・ステイツ vs. ビリー・ホリデイ』でビリー・ホリデイを演じ、アカデミー賞にもノミネートされたアンドラ・デイが『Lift Every Voice and Sing』を歌うことも発表されている。

※この記事はスポーティングニュース国際版の複数の記事を基に翻訳、日本向けに一部編集を加えたものとなります。
参考1:Super Bowl halftime show 2024: Usher to headline in Las Vegas 
参考2:How much money are Super Bowl halftime show performers paid?
翻訳・編集:石山修二(スポーティングニュース日本版)

Gilbert McGregor

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Gilbert McGregor first joined The Sporting News in 2018 as a content producer for Global editions of NBA.com. Before covering the game, McGregor played basketball collegiately at Wake Forest, graduating with a Communication degree in 2016. McGregor began covering the NBA during the 2017-18 season and has been on hand for a number of league events.

David Suggs

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David Suggs is a content producer at The Sporting News. A long-suffering Everton, Wizards and Commanders fan, he has learned to get used to losing over the years. In his free time, he enjoys skateboarding (poorly), listening to the likes of Stevie Wonder, Marvin Gaye and D’Angelo, and penning short journal entries.

石山修二 Shuji Ishiyama

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スポーティングニュース日本版アシスタントエディター