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アメリカンフットボールのNFLポストシーズンは現地時間1月19日、AFCチャンピオンシップでカンザスシティ・チーフスがテネシー・タイタンズをホームで迎え撃つ。対照的な戦術を持つ両チームのこの試合での注目ポイントを分析する。
地上戦のタイタンズvs空中戦のチーフス
タイタンズはRBデリック・ヘンリーを中心としたラン攻撃でヤードを稼ぎ、状況に応じてQBライアン・タネヒルのプレーアクションを用いる基本的な戦術で得点を重ねる。
ヘンリーはチーフス戦通算3試合で402ランヤードを記録するなど相性抜群。この試合でも徹底的にランで押してくることは間違いない。
チーフスはヘンリーを抑え、タネヒルにパスを多く投げさせる状況を作り、ミスを誘いたい。
一方のチーフスは何といっても昨年のMVP、QBパトリック・マホームズを中心とした強力なパス攻撃だ。
先週のテキサンズ戦では24点差を5分弱で28点を奪いひっくり返すなど驚異的な爆発力を誇る。その要因は充実したレシーバー陣にある。快速レシーバーコンビのWRタイリーク・ヒルとWRミコール・ハードマン、そしてエースTEトラビス・ケルシーがいる。
ショートパスからロングパスまで幅広い戦術を用いることができるため、ディフェンス陣は厄介だ。タイタンズは先日のレイブンズ戦で2サック、1FFを記録したDTジュレル・ケーシーを中心にマホームズへプレッシャーをかけたい。
『キング降臨』デリック・ヘンリー、三度大暴れとなるか?
ワイルドカードでは前年王者のペイトリオッツ、ディビジョナルでは第1シードのレイブンズを破るなど大番狂わせを起こしているタイタンズ。その中心にいるのが4年目RBのデリック・ヘンリーだ。
名門アラバマ大学出身で大学3年の2015年には、大学最優秀選手賞(ハイズマン賞)に選ばれるなど優秀なRB。そのランニングスタイルは1メートル90センチ、112キロの巨体を存分に活かし、相手ディフェンスをなぎ倒すフィジカルなランだ。
NFL史上初、プレーオフ2試合連続で180ヤード以上を走っていて、もはや誰も止められない。レイブンズとの試合後、タイタンズファンから王冠を手渡され今、ブームになっているのが『キング・ヘンリー』(余談だが彼のツイッターのアカウントもking henryと登録されてある)。
タイタンズの命運はこの『キング・ヘンリー』にかかっていると言っても過言ではない。
『チーフスの至宝』パトリック・マホームズ、昨年の雪辱なるか?
2年連続でAFCチャンピオンシップに登場のチーフス。その原動力は何といっても『至宝』QBパトリック・マホームズの活躍だろう。
ディビジョナルラウンドでのテキサンズ戦、第2クオーターのみで4TDをマークするなどまさに神がかり的な活躍を披露。
どんなに点差があろうとも全く動じないリーダーシップが彼の凄みだ。昨季と同様にホームで戦うAFCチャンピオンシップ。雪辱を果たし、悲願のスーパーボウル進出へ向けマホームズの右腕が唸る。
試合が行われる日曜日、最低気温は-14度の予報と極寒が予想される。
このような寒さの中ではランオフェンスを軸とするタイタンズが非常に有利。ただ、チーフスにもマホームズを中心に底力がある。
タイタンズ勝利なら2005年スティーラーズ、2010年パッカーズ以来となる第6シードからのスーパーボウル進出。
一方のチーフスは1969年の第4回以来となる。極寒の中で勝利を掴むのはどちらだ!?
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