試合に出る１度の経験か、家で全試合を観ることか。NFLはいつもこの問いを突き付けてくる。しかし全31あるチームのホームスタジアムは、平等につくられていない。
聖地のようなスタジアムがあったかと思えば、全くごみ溜めのようなスタジアムも存在する。
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そこでスポーティングニュースは、2018シーズンに向けて、各本拠地を31位から１位までランク付けした。
31位 フェデックス・フィールド（ワシントン・レッドスキンズ）
開場：1997年
収容人数：82,000人
ワシントンD.C.のロバート・F・ケネディ・メモリアル・スタジアムは、レッドスキンズに歓声を送るのにも、“ホグス（レッドスキンズのオフェンスライン）”にとっても完璧だった。しかしレッドスキンズは、メリーランド州のフェデックス・フィールドに移転した。早いうちに、彼らがまた市内に本拠地を構えられることを願おう。
※本記事トップ画像はフェデックス・フィールド。30位 オークランド・コロシアム（オークランド・レイダース）
開場：1966年
収容人数：63,132人
“ブラックホール（レイダースの熱狂的ファン）”は、チームスピリットにあふれている。しかし残念なことに、レイダースがラスベガスに移転を強いられるという厄介な問題に巻き込まれた。
29位 スタブハブ・センター（ロサンゼルス・チャージャーズ）
開場：2003年
収容人数：27,000人
NFLとチームは、短期間の仮拠点として、この収容人数の少ない環境で納得しようとしている。しかし、サンディエゴからの急な移転先としては、ベストな場所とは言えない。チャージャーズは、この妙ちくりんなところから離れることを心待ちにしているはずだ。
28位 ソルジャー・フィールド（シカゴ・ベアーズ）
開場：1924年
収容人数：61,500人
シカゴのミュージアム・キャンパスにあり、ミシガン湖のすぐそばという立地は申し分ない。しかし、予算をつぎ込んだ改築工事を終えた後でさえ、近代的なものと古き良きものの融合は見られない。特にその点では、グリーンベイにあるベアーズの大敵（グリーンベイ・パッカーズのこと）の本拠地と比べてしまう。
27位 ロサンゼルス・メモリアル・コロシアム（ロサンゼルス・ラムズ）
開場：1923年
収容人数：93,000人
通称“ザ・グランド・オールド・レディー”は、今も昔もNFLチームの本拠地であると同時に、USC（南カリフォルニア大学）のフットボールの伝統とオリンピックの歴史を持つ会場だ。しかし、ラムズの豪華なブランドイメージ再構築という目的はかなわない。あくまでラムズのド派手な本拠地が完成するまでの、仮のステータスなのだ。
26位 ハードロック・スタジアム（マイアミ・ドルフィンズ）
開場：1987年
収容人数：64,767人
開業から30年が経ち、これまでにジョー・ロビー・スタジアム、プロプレーヤー・スタジアム、ランドシャーク・スタジアム、サンライフ・スタジアムと名称を変えてきた。ずっとマイアミのホームであるが、今ひとつ、惹きつけるものが欠けている。
25位 TIAAバンク・フィールド（ジャクソンビル・ジャガーズ）
開場：1995年
収容人数：67,246人
かつてのオールテル・スタジアムでは引き続き、NFLはジャガーズから、“世界最大の野外カクテルパーティー”として知られる、フロリダ大学 対 ジョージア大学のアメフト試合まで網羅している。より現代的な他のスタジアムと肩を並べるべく、最近いくつかの改善がなされた。
24位 バンク・オブ・アメリカ・スタジアム（カロライナ・パンサーズ）
開場：1996年
収容人数：75,525人
エクスパンションチームの創設以来、シャーロットはNFLの本拠地を構えている。最近必要なアップグレードをいくつか行ったが、他の新しいスタジアムと比べると、ここは明らかに90年代を彷彿とさせるものである。
23位 ファーストエナジー・スタジアム（クリーブランド・ブラウンズ）
開場：1999年
収容人数：67,895人
MLBインディアンスのプログレッシブ・フィールドと同じくして、このスタジアムはクリーブランドのNFLチームにとって大きな改善点となった。以前の本拠地、ミュニシパル・スタジアムにはもはや収まりきらない東側の観客席、通称“ダグ・パウンド”があるのだ。活気はあるが、チームが苦戦しているため、いまだ強みには欠ける。
（中編へ続く）
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