NFLが今オフから導入した新たなヘルメットルールについて、選手やコーチから懸念の声が上がっているにも関わらず、競技委員会は8月22日、議論の対象になっているルールを変更する予定はないと発表した。
この件について話し合う会議が行われた後、委員会は声明を発表。その中には「インスタント・リプレイの追加利用を禁止するルールを含めて、今春に各チームから承認されたルールは変更しない」とあった。
声明は、フットボール・オペレーションのエグゼクティブ・バイスプレジデントであるトロイ・ヴィンセントによって発表された。
▶スポーツ観るならDAZNで。1ヶ月間無料トライアルを今すぐ始めよう
Statement from @NFL Executive Vice President of Football Operations @TroyVincent23 pic.twitter.com/mSIUb8C26p
— Michael Signora (@NFLfootballinfo) 2018年8月22日
ツイート:フットボール・オペレーションのエグゼクティブ・バイスプレジデントからの声明文。
「NFL競技委員会は本日、プレシーズン最初の2週間における新ヘルメットルールの導入について議論しました。委員会は選手、コーチ、審判員からのフィードバックを見直しました。インスタント・リプレイの追加利用を禁止するルールを含めて、今春に各チームから承認されたルールは変更されません。委員会はまた、故意ではないヘルメット、フェイスマスクの衝突は反則ではないと定義しました。新ルールのスムーズな導入を図るため、プレシーズン残り2週間とさらにレギュラーシーズンを通して、参考となる動画やファウルの事例、間違った判定などについて、選手、コーチ、審判員に随時フィードバックしていきます」
多くの選手たちがこのルールに反対している。リチャード・シャーマンは、NFLは「そのうちフットボールに旗をあげるだろう」と発言した。最近ではミネソタ・バイキングスのマイク・ジマーなど、複数のコーチがフラストレーションと混乱をあらわにしている。
しかし、ダラス・カウボーイズのランニングバック、エゼキエル・エリオットのように、新ルールを支持する選手もいる。
エリオットは、あらゆる選手に故意のヘルメット衝突を禁止する新ルールに惑わされていない。インディアナポリス・コルツのコーチ、フランク・ライヒもまた、新ルールのメリットを感じている。彼は「ヘルメットを武器に使うのは良くない。コーチも選手もファンも、誰も求めていない」と発言している。
NFLは以前から、プレシーズンにおいては新ルールに基づく判定を確立させるために、積極的にファウルをとることを計画していた。ルールを変更しないという22日の決定にも、そうした背景がある。
原文:NFL Competition Committee makes no changes to use of helmet rule
翻訳:Muneharu Uchino
【DAZN関連記事】
● 【必読】DAZN(ダゾーン)の"トリセツ" 最新・2018年版!
● ネットでプロ野球中継を視聴する方法を紹介
● DAZNでのプロ野球の放送予定や試合スケジュール
● DAZNでF1放送を視聴する方法は?
● 【最新・2018年版】F1の放送予定・レース日程まとめ
● ネットでMLB中継を視聴する方法を紹介
● MLBの試合日程・放送予定|テレビでの視聴も可能?/2018シーズン