NFL史上最高のQBでも苦心:トム・ブレイディが元妻ジゼル・ブンチェンさんとの離別がもたらしたプレイへの影響について語る


Jacob Camenker

NFL史上最高のQBでも苦心:トム・ブレイディが元妻ジゼル・ブンチェンさんとの離別がもたらしたプレイへの影響について語る image

今季のタンパベイ・バッカニアーズは不振にあえいでいるが、その理由のひとつがNFL史上最高のクォーターバックであるトム・ブレイディの不調だろう。フィジカルには問題がないが、10月末に発表した自身の離婚問題によってメンタル面で障害を抱えていたことが明らかになっている。

ブレイディ自身が語った離婚の影響について、ジェイコブ・カメンカー(Jacob Camenker)が伝える。

▶豪華景品付き! 「スポーツ番付勝利予想」に挑戦しよう

史上最高のQBでも逃れられなかった離婚の影響

10月28日にトム・ブレイディ(タンパベイ・バッカニアーズQB)とジゼル・ブンチェンさんは離婚することを発表した。13年間の結婚生活だった。

そして今、ブレイディは離婚とその影響について口を開いた。

10月31日の夜、ポッドキャスト番組『Let's Go』に出演し、2022年NFLシーズン中に自身の私生活がメディアの目にさらされたことをインタビュアーのジム・グレイ氏に語った。ブレイディはその質問をはぐらさなかった。

ブレイディはフィールドの外で起きていたことがプレイに影響しないように努めたことを認めた。しかし、それはこの45歳になるひとりの男性にとっては容易なことではなかった。

ブレイディの発言:

多くのプロが仕事と家庭の両方で起こる様々なことに向き合っていると思う。明らかに僕は幸運な状況にいて、その2つに本当に集中できている。家族ととくに子どもたちの世話をすることと、2番目に僕の仕事であるフットボールで結果を出すために最善を尽くすことだ。

それがプロのやることなのだ。仕事をする時間には仕事に集中して、家に帰ったら家庭を優先する。どちらでも最善を尽くすしかない。僕はこれからもそうするつもりだ。仕事をしているうちは、そして父親でいるうちはね。

ブレイディは自身の私生活がスポットライトにさらされることには慣れていると説明した。実際のところ、ブレイディは20年以上にわたってNFLで最も多くの注目を集める存在であり続けているのだ。

「僕は23年以上、フィールドの中でも外でもたくさんの困難な状態に向き合ってきた。そしてそれはたくさんの人の前で起きたことだ」とブレイディは言った。

しかし、そのような経験を重ねてきても、ブレイディは離婚の影響からは逃れることができなかったことを認めた。

▶NFL見るならGAME PASS。無料プランも

ブレイディはまたすぐに、フィールド外での出来事に向き合っている選手は自分ひとりではないことも付け足した。

ブレイディの発言:

僕らは皆それぞれが人生のなかで別々の困難に立ち向かっている。僕らは皆、人間なのさ。最善を尽くすしかない。

ブレイディはバッカニアーズの選手としてプレイしているときは私生活の悩みから自身を切り離すことの重要性を強調した。そうすることで人生の苦しい時期を乗り切ることができると信じている。

「僕は素晴らしい両親を持っている。彼らはいつも正しい道を僕に教えてくれた。僕は自分の子どもたちにとって素晴らしい父親になりたい。そのためにいつも正しい道を探している。困難に立ち向かうときは、できうる最善の道を探すしかない。だから僕は、フィールドの中でも外でも、いつも頭を上げて前を向いていたい。ここにいる限り、これからも僕はそうしていくつもりだ」とブレイディは自身にも言い聞かせるように話した。

原文: Tom Brady opens up about how split with Gisele Bundchen has impacted his play
翻訳:角谷剛
編集:スポーティングニュース日本版編集部

▶アメフト観るならDAZNで。スマホやTVでスポーツをいつでも楽しもう

Jacob Camenker


Jacob Camenker Photo

Jacob Camenker first joined The Sporting News as a fantasy football intern in 2018 after his graduation from UMass. He became a full-time employee with TSN in 2021 and now serves as a senior content producer with a particular focus on the NFL. Jacob worked at NBC Sports Boston as a content producer from 2019 to 2021. He is an avid fan of the NFL Draft and ranked 10th in FantasyPros’ Mock Draft Accuracy metric in both 2021 and 2022.