NFL初の球団お抱え精神科医、選手のメンタルをサポート

Alexis Mansanarez

NFL初の球団お抱え精神科医、選手のメンタルをサポート image

カロライナ・パンサーズは、自軍の主力ワイドレシーバーがカロライナとボルティモアで数シーズン、鬱に悩まされていたことを明かした後、メンタルヘルスケアに力を入れている。

▶スポーツ観るならDAZNで。1ヶ月間無料トライアルを今すぐ始めよう

スティーブ・スミスが鬱を告白したのは、著名人であるアンソニー・ボーディン、そしてケイト・スペードが自殺した後だった。スミスはまた、プロフットボール殿堂入り式典での元セイフティ、ブライアン・ドーキンスの情熱的なスピーチに刺激を受けたと話した。同時にスミスは、「日常的に閉じ込められ、自分が劣っており、孤独になる」感覚について説明した。

これを受けて、パンサーズはセラピストのティシュ・ゲリンを雇った。彼女は先駆けであるだけでなく、NFLにおいておそらく唯一のチームお抱え精神科医だ。

この動きは、NFL選手会のウェルネス・ディレクター、ニャカ・ナイランプティに絶賛された。ESPNによると、彼女はパンサーズによるゲリンの雇用を「ゲームチェンジャー」と表現した。

ほとんどのチームは選手とスタッフを対象にメンタルヘルスケアを導入しているが、通常はスタジアムの外で診察は行われ、契約ベースだ。しかし、9月にパンサーズに雇われたゲリンは、バンク・オブ・アメリカン・スタジアムにオフィスを持っている。

彼女は、選手の雰囲気や行動における些細な変化を観察し、危ない兆しを見つけたら、すぐさま対応する。報道によると、パンサーズのヘッドコーチ、ロン・リベラは、これはアスリートにとって身体と同じくらい精神と感情が重要であるという事実を伝える、ひとつのステップであると話している。

セイフティであり活動家でもあるエリック・リードは、この雇用は前々から必要だったと考えている多くの選手たちのひとりだ。

「長い間、重要視されてこなかった問題だ」ESPNによると、彼はそう言った。「僕らにはプロがついている……かなりお世話になっているよ。僕らは、ガードを緩めて、何かがおかしいと言うことは悪いことじゃない、と知る必要がある。チームの誰かには言えないかもしれないが、誰か話し相手が必要なんだ」。

「人が何かに苦しんでいるときにどうすれば良いかを学んでいる人を雇うのは、正しいことだ」

ゲレンはディレクター・オブ・プレイヤー・ウェルネスという正式な肩書きを持っており、他のチームの間でも新しいトレンドになることを願っている。

「メンタルヘルスについて考えたとき、日曜日に戦う自軍の選手たちが話し相手を持っていて、ネガティブな方法ではなくポジティブな方法でストレスを和らげることができるようになるのは、必要不可欠なことだと思う」彼女は言った。

「全てのチームがそうなれば良いと思っています」

原文:Panthers' in-house psychological clinician is a 'game-changer'

翻訳:Muneharu Uchino


【DAZN関連記事】
【必読】DAZN(ダゾーン)の"トリセツ" 最新・2018年版!
ネットでプロ野球中継を視聴する方法を紹介
DAZNでのプロ野球の放送予定や試合スケジュール
DAZNでF1放送を視聴する方法は?
【最新・2018年版】F1の放送予定・レース日程まとめ
ネットでMLB中継を視聴する方法を紹介
MLBの試合日程・放送予定|テレビでの視聴も可能?/2018シーズン

Alexis Mansanarez