NFLプレーオフ進出争いの行方は?【前編】

Tadd Haislop

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先週のサンクスギビングに行われた第12週の3試合が、プレーオフ進出争いに大きな影響を与えた。そしてその後の日曜日、ポストシーズンの展望は大きく変わった。もちろん、シーズンのこの時期になると、ほぼ全ての試合がプレーオフ争いに影響を与える。

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現状のプレーオフ展望を見てみよう。

AFC

プレーオフ進出圏内

1.カンザスシティ・チーフス(9勝2敗)AFC西地区1位

ニューイングランド・ペイトリオッツに敗れ、またテキサンズが好調なことから、チーフスはホームフィールドアドバンテージ獲得に向けて油断はできない。幸運にも、残りのスケジュールは悪くない。第15週のロサンゼルス・チャージャーズ戦が最も厳しい試合となりそうだ。敵地でのオークランド・レイダーズ戦、本拠地でのボルティモア・レイブンズ戦、本拠地でのチャージャーズ戦、敵地でのシアトル・シーホークス戦、本拠地でのレイダーズ戦を残している。

2.ニューイングランド・ペイトリオッツ(8勝3敗)AFC東地区1位

日曜日のニューヨーク・ジェッツ戦に勝利したことは、地区優勝争いにおいて大きな前進だったが、それ以上にピッツバーグ・スティーラーズがデンバー・ブロンコスに敗れたことが、AFC全体の展望において重要だ。次週のミネソタ・バイキングス戦、そしてもちろんスティーラーズの試合結果が、プレーオフの展望を大きく変え得る。もしバイキングスに勝てば、ペイトリオッツの戦況はかなり有利になる。ペイトリオッツの残り試合は本拠地でのバイキングス戦、敵地でのマイアミ・ドルフィンズ戦、敵地でのスティーラーズ戦、本拠地でのバッファロー・ビルズ戦、そして本拠地でのジェッツ戦だ。

3.ヒューストン・テキサンズ(8勝3敗)AFC南地区1位

テキサンズもまた、スティーラーズの敗戦で順位を上げた。5試合を残し地区内では余裕あるリードを保っているが、インディアナポリス・コルツが南地区の上位チームにプレッシャーをかけ始めている。8連勝の波に乗って、テキサンズはトップ2シードを狙える。残念ながら、序盤に敗れた試合のひとつはペイトリオッツ戦だった。残り試合は本拠地でのクリーブランド・ブラウンズ戦、本拠地でのコルツ戦、敵地でのジェッツ戦、敵地でのフィラデルフィア・イーグルス戦、本拠地でのジャクソンビル・ジャガーズ戦だ。

4.ピッツバーグ・スティーラーズ(7勝3敗1引き分け)AFC北地区1位

スティーラーズはチャージャーズ、ペイトリオッツ、そしてニューオーリンズ・セインツとの対戦を含む厳しいスケジュールの前に、デンバーで勝利を収めて2位シード獲得ポジションを保っておきたかった。しかし、それができなかった。先述したペイトリオッツの試合が、スティーラーズのシード獲得を占う。残り試合は本拠地でのチャージャーズ戦、敵地でのレイダーズ戦、本拠地でのペイトリオッツ戦、敵地でのセインツ戦とシンシナティ・ベンガルズ戦だ。

5.ロサンゼルス・チャージャーズ(8勝3敗)ワイルドカード

日曜日にアリゾナ・カージナルスを下し、チャージャーズはAFCワイルドカード獲得へと前進した。彼らはまた、地区1位のチーフスに追いつくチャンスもあり、第15週には直接対決を控えている。フィリップ・リバースは好調だ。ジョーイ・ボサも戻ってきた。チャージャーズはピッツバーグでの大きな一戦を前に、良い状態だ。唯一の懸念事項は、メルビン・ゴードンのヒザの故障だ。残り試合は敵地でのスティーラーズ戦、本拠地でのベンガルズ戦、敵地でのチーフス戦、本拠地でのレイブンズ戦、そして敵地でのブロンコス戦だ。

6.ボルティモア・レイブンズ(6勝5敗)ワイルドカード

レイブンズはプレーオフ進出に向けて息をつく余裕もなく、従って日曜日のレイダーズ戦後半は何としても勢いを取り戻す必要があった。スティーラーズの敗戦もまた、レイブンズを地区優勝争いで1ゲーム縮めさせた。今後の懸念事項は、ジョー・フラッコがプレーできるくらい健康な状態で、クォーターバックをどうするかだ。レイブンズはチーフス、チャージャーズとの厳しい同リーグ対決を残している。残り試合は敵地でのアトランタ・ファルコンズ戦、敵地でのチーフス戦、本拠地でのタンパベイ・バッカニアーズ戦、敵地でのチャージャーズ戦、本拠地でのブラウンズ戦だ。

プレーオフ進出圏外の上位チーム

7.インディアナポリス・コルツ(6勝5敗)

8.テネシー・タイタンズ(5勝6敗)

9.シンシナティ・ベンガルズ(5勝6敗)

10.デンバー・ブロンコス(5勝6敗)

11.マイアミ・ドルフィンズ(5勝6敗)

コルツがドルフィンズ相手に試合終盤に勝利を決めたことは、両チームにとって大きかった。ドルフィンズはプレーオフ進出争いでいくつか順位を落とした。ベンガルズはクォーターバックのアンディ・ダルトンがIR入りし、プレーオフ争いから脱落する一歩手前だ。

プレーオフ争い脱落組

12.クリーブランド・ブラウンズ(4勝6敗1引き分け)

13.バッファロー・ビルズ(4勝7敗)

14.ジャクソンビル・ジャガーズ(3勝8敗)

15.ニューヨーク・ジェッツ(3勝8敗)

16.オークランド・レイダーズ(2勝9敗)

ビルズは日曜日にジャガーズに勝利し、ジャガーズは戦線から脱落した。ジェッツとレイダーズもさらに沈んだ。ベイカー・メイフィールド擁するブラウンズには、少なくとも将来への希望はある。

後編へ続く)


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Tadd Haislop

Tadd Haislop is the Associate NFL Editor at SportingNews.com.