NFL各チームのトレーニングキャンプが始動する時期に伴い、世間から見過ごされているルーキーたちに焦点を当てていく。
ドラフトのどの指名順からでも、また、デプスチャートで最下層の選手からでもタレントが生まれる可能性はある。ドラフトの１巡目で指名されなかったとしても、選手たちには自身のチームでインパクトを与えるチャンスが与えられているのだ。
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今日は、世間からはまだ注目されていないが活躍が期待できる５人のルーキーを見ていこう。
１．ロナルド・ジョーンズ / ランニングバック、タンパベイ・バッカニアーズ（２巡目６位指名）
ジョーンズは2017年に一流のリターナー兼ラッシャーとして400ヤード近くを稼ぎ出し、デプスチャート入りを果たした。彼がトレーニング初日からインパクトを与えるのは間違いないだろう。しかし、バッカニアーズが彼を２巡目で獲得できたのは幸運だった。彼はドラフト期間中、これよりも高い評価を受けていたからだ。ジョーンズは典型的な今風のランニングバックだ。タックルをかいくぐり、サイドライン際を切り裂いて鮮明なルートを走り抜ける。レジー・ブッシュから悪名高さを抜いた選手と考えてほしい。
２．モーリス・ハースト / ディフェンシブタックル、オークランド・レイダース（５巡目３位指名）
元ミシガン大学ディフェンシブラインマンの彼の名もまた、スカウトの過程で高い才能を見せていた選手として多くのファンが知ることになるだろう。だが、彼はドラフトまで数週間に迫った時に心臓病が発覚し、それが原因で指名順を落とした。これは2013年にカロライナ・パンサーズがスター・ロトレレイを指名した時の状況に似ているが、彼はなんとかしてNFLでの良好なキャリアを築いてみせた。もしもハーストが大学時代と同様のプレーができれば、昨年、損失ヤードがリーグ全体で23位だったレイダースの守備陣において間違いなくインパクトを与える選手となるだろう。
３．ジョーダン・ラスリー / ワイドレシーバー、ボルティモア・レイブンズ（５巡目25位指名）
ラスリーはジョッシュ・ローゼンの大学時代を通してのお気に入りターゲットであり、昨年はシーズンの内４試合が拮抗した試合であったにもかかわらず、レシービングヤードが100ヤード以上を記録した試合が７回もあった。その内の２試合は200ヤード以上だった。ラスリーは大きくてとても優れた両手を持っている。今年はジョー・フラッコのすばらしいターゲットとなり、最終的には彼がフィールド上にとどまる限りラマー・ジャクソンのターゲットとして活躍を続けるであろう。
４．ジョン・ケリー / ランニングバック、ロサンゼルス・ラムズ（６巡目２位指名）
昨年のテネシー大学の散々だったシーズンにおいて、ジョン・ケリーは疑いようのないベストプレイヤーだった。“ヴォランティアーズ”の愛称で知られる同校のチームは、フィールド上では何一つうまくいかず、わずかに成果を上げたのはコーチの選定においてのみだ。それどころか、彼がシーズン中に出場停止となってしまったことで、チームはさらに厳しい状況になってしまった。しかし、彼は木の幹ほどの太さの脚を持った凶暴なランナーであり、周囲や味方のクォーターバックにタレントを擁していないにも関わらず、昨シーズン秀でた成績を残した。ラムズでの今シーズンはトッド・ガーリーの後ろでキャリーする機会を得ることになる。もしも彼がそれを成功させれば、彼のすばらしいプレーはたちまち人々を驚かせることになるだろう。
５．ボー・スカボロー / ランニングバック、ダラス・カウボーイズ（７巡目18位指名）
2017年のナショナル・チャンピオンシップ・ゲームは誰もが目にしただろう。彼がケガをする前の出場シーンでは、人間の進化に不釣り合いなスピードを備えた大きな背中とすばらしい活躍を見せていた。カウボーイズは2018年の控えランニングバックとしてドラフトの掘り出し物を獲得できたのかもしれない。難しくなるかもしれない要因としては、カウボーイズはエゼキエル・エリオットを走らせることを好むので、キャリーをする機会があまり多くないだろうということだ。
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原文：NFL training camp 2018: Five under-the-radar rookies to watch
翻訳：日本映像翻訳アカデミー