NFLの新ルール、不可解な判定相次ぎ批判殺到

Tadd Haislop

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2018年のNFLプレシーズン、新しいヘルメットルールに関する最大の批判は8月16日夜、ニューイングランド・ペイトリオッツがフィラデルフィア・イーグルスに37‐20で勝利した試合の後半に沸き起こった。ペイトリオッツのジョーダン・リチャーズが、イーグルスのダラス・ゴーダートに対する衝突で不可解なファウルを受けたのだ。

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確かに、リチャーズは危険と見なされるくらいの位置まで頭を下げた。ヘルメットが、肩よりも先にボールを持った選手にぶつかったかもしれない。その結果、「衝突のキッカケとなるプレー」と判断された。しかし、このプレシーズンに見られた他の新ルール違反に比べると、リチャードのプレーは無害で安全なものだった。

NFLは、より透明性を高める必要がある。

NFLの審判たちが、自分が新ルールを理解していることを示すために意図的に、このプレシーズン中はガンガン旗をあげていることを私たちは知っている。彼らは、たとえ定かではなくても、ファウルかもしれないという思うプレーには旗をあげるよう、このプレシーズンは導かれている。NFLのシニア・バイスプレジデント、アルベルト・リベロンは、リチャーズのプレーはレギュラーシーズンにおいては反則にならないと、審判たちに伝える機会があるはずだ。

しかし、プレシーズンにおける試験期間にも関わらず、ファンとメディアは新ルールの解釈に疑問を呈している。リベロン、それから先月ダラスで行われた講習会に参加した審判たちによると、問題はないようだが。

新しいヘルメットルールについてもっと説明しようとするNFLの試みは、空振りに終わった。リベロンはツイッターで、3つの正しいプレーと3つの反則プレー、計6つのプレーの事例を解説する動画を投稿したが、言葉やビジュアルによる解説は一切なかった。その後、同日中に「アップデート」された動画が、グラフィックによる解説と共に投稿された。

2017年のシーズン中に、NFLがリベロンによるキャッチルールについての解説動画を発表したのと同じように、2018年プレシーズン中にヘルメットルールについてのリアルタイム解説を行うことは助けになるだろう。

リチャーズに対するペナルティは、動画で紹介されたような明らかな反則ではなかった。これは、より細かい説明を求められる際どいプレーの好例だ。そして、その説明が「このプレーはレギュラーシーズンの試合では、反則にはなりません」というような内容だったとしても、構わない。もし判定が正しかったとするならば、コーチや選手、ファン、メディアは、試合の行方を左右するような状況でこのルールがどれほど厳格に施行されるのかを知る権利がある。

繰り返すが、NFLの審判たちが過剰に旗をあげていることを、私たちは知っている。私たちは、このプレシーズンにおける良くない判定について、認めることができる。

レギュラーシーズンでは、そうはいかないだろう。

原文:As helmet rule continues to prompt questions, NFL can provide better answers

翻訳:Muneharu Uchino


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Tadd Haislop

Tadd Haislop is the Associate NFL Editor at SportingNews.com.