日本時間2月12日(月)、カンザスシティ・チーフスとサンフランシスコ・49ersの間で行われる第58回スーパーボウルは、ネバダ州ラスベガスのアレジアント・スタジアムで開催される。
アレジアント・スタジアムは2020年にラスベガス・レイダースの本拠地としてデビューした、NFLでは最新スタジアムのひとつ。ホテルやカジノの建ち並ぶラスベガス ・ストリップからも数マイルの好ロケーションにあり、ハイウェイからも見える黒を基調にした洗練されたデザインから『デス・スター』の愛称で親しまれている。
ここでは、アレジアント・スタジアムがどんなスタジアムか、その基本データを紹介していく。
アレジアント・スタジアムの総工費
アレジアント・スタジアムの総工費は約20億ドル(約2960億円、1ドル148円換算)
2020年に地元紙「ラスベガス・レビュー・ジャーナル」が掲載したレポートによれば、アレジアント・スタジアムの建設にあたって、レイダースはラスベガス市の支援によって約40%を公的資金でまかなったほか、2億ドルをNFLのG-4融資プログラムから受け取っている。
アレジアント・スタジアムの工期
アレジアント・スタジアムの工事は3年弱で完了した。工事のスタートは2017年11月で、2020年の夏には完成した。
アレジアント・スタジアムの所在地
アレジアント・スタジアムの所在地はネバダ州パラダイス。ホテルやカジノの建ち並ぶラスベガス・ストリップから約3マイルの場所にある。
アレジアント・スタジアムの収容人数
アレジアント・スタジアムの収容人数は6万5000人。だが、イベントの内容によっては7万人以上までアレンジ可能となっている。
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アレジアント・スタジアムの特徴
他の屋根付きスタジアムと異なり、アレジアント・スタジアムのフィールドは天然芝となっている。フィールドの下にトラックが収納されていて、日当たりとメンテナンスのために芝を外に運び出せるように設計されている。
スタジアムの屋根が全て半透明になっているのも同じく日当たりのため。ただ、そうしたことで、ダラスのAT&TスタジアムやロサンゼルスのSoFiスタジアムのように、天吊りの巨大なジャンボトロンは設置されていない。
アレジアント・スタジアムの屋根
アレジアント・スタジアムの屋根は開閉式ではない。しかしながら、アレジアント・スタジアムには開閉式の「カーテン型」サイドウィンドウがあり、天気の良い日にはこれを開けることで屋外スタジアムのようなセッティングにすることができる。
アレジアント・スタジアムの空調
アレジアント・スタジアムは完全密閉の建物で、空調によって温度管理されている。
アレジアント・スタジアムの名前の由来
アレジアント・スタジアムの名前は、米航空会社アレジアント・トラベル・カンパニーから来ている。
ネーミングライツのため、アレジアント・トラベル・カンパニーは年間2000万ドル以上(約29億6000万円)を支払っていると報じられていて、契約期間は30年(2050年まで)となっている。
※この記事はスポーティングニュース国際版の記事を翻訳し、日本向けに一部編集を加えたものとなります。翻訳・編集:石山修二