アメフト界では快足で知られるDKメトカーフは、今でもリングを目指している。それは1つではなく、5つの輪が重なって連結したものだ。
ここ数か月の間、このシアトル・シーホークスのワイド・レシーバーにはトレードの噂が飛び交っている。類まれな運動能力を誇るメトカーフは、2021年東京オリンピック陸上競技(短距離)の米国代表入りを逃したが、今でも五輪でのメダル獲得を目指していることを表明した。
現在、メトカーフは足に埋め込んだボルトを除去する手術からの回復途上にあるが、完全に回復した後は2024年にパリで行われるオリンピックに向けてトレーニングを開始する予定だと語った。
.@dkm14 says he's legitimately training to sprint in the 2024 Olympics.
— B/R Gridiron (@brgridiron) February 18, 2022
"It's gonna happen."🏅
(via @TaylorRooks) pic.twitter.com/lQpw3KnwFT
「(2023年には)、僕はオフシーズンごとにそのためのトレーニングを再開するつもりだよ。100メートルか60メートルか、どちらかを選ぶことになるだろう。そして2024年には、皆はまた僕を見ることになる」
「僕はただ走るために走るわけじゃない。それならどこの陸上トラックでもできる。僕がやろうとしているのはオリンピックに行くことだ。それは実現できると信じている」
2021年5月、メトカーフは東京オリンピックの代表入りを目指した。しかし、100メートル走で記録した10.37秒は自動的に代表資格が得られる10.05秒には少し及ばなかった。
メトカーフは高校時代にハードル走の選手だったが、ミシシッピ大学に進学してからは陸上競技から遠ざかっていた。
今のところ、メトカーフが立つ唯一のフィールドはフットボールのものだ。しかし、これからのトレーニング次第では、その状況は変わるかもしれない。
(翻訳:角谷剛)