2020-21 NFLプレーオフに進出したチームは? 最終順位、トーナメント組み合わせ、AFC、NFC対戦表

Billy Heyen

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NFLのプレーオフ出場枠が拡張されたこともあり、シーズン17週目では7チームがその日にポストシーズン進出を決めた。その中でもドラマ性が高かったものを拾っていくと、クリーブランド・ブラウンズが2002年以来初のプレーオフ進出を果たしたこと、ミッチェル・トゥルビスキーがシカゴ・ベアーズとの契約を延長しようとしていること、NFCのNo.1シード権とワイルドカード不戦勝がこの日に決まったことなどが挙げられる。

この日もっとも失望したのはマイアミ・ドルフィンズかもしれない。ドルフィンズはあと1勝でプレーオフ進出が決まる位置につけていたが、この日バッファロー・ビルズになすこともなく敗れ、インディアナ・コルツにその位置を奪われた。NFC東地区ではニューヨーク・ジャイアンツとダラス・カウボーイズが最後の望みをかけて熱戦を繰り広げたが、ワシントン・フットボール・チームが「サンデー・ナイト・フットボール」でフィラデルフィア・イーグルスに勝ったことで、ワシントンに地区優勝をさらわれる結果となった。

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ボルティモア・レイブンズとブラウンズはプレーオフ進出のチャンスを逃さなかった。両チームともプレーオフ進出には最終戦の勝利が必要とされていたが、どちらも勝利を収めたからだ。レイブンズはシンシナティ・ベンガルズとの試合後半ハーフの大部分でラマー・ジャクソンを休ませたほどの楽勝であったし、ブラウンズは対戦相手のピッツバーグ・スティーラーズがベン・ロスリスバーガーら多くの主力選手を休ませたことに大いに助けられた。ブラウンズがそのことについて不満を述べることはないだろう。

以下は2020-21 NFLプレーオフのトーナメント組み合わせとワイルドカード・ラウンドの試合展望である。

2020-21 NFLプレーオフ・トーナメント

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AFC

1. カンザスシティ・チーフス (不戦勝)
2. バッファロー・ビルズ 対 7. インディアナポリス・コルツ
3. ピッツバーグ・スティーラーズ 対 6. クリーブランド・ブラウンズ
4. テネシー・タイタンズ 対 5. ボルティモア・レイブンズ

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NFC

1. グリーンベイ・パッカーズ (不戦勝)
2. ニューオーリンズ・セインツ 対 7. シカゴ・ベアーズ
3. シアトル・シーホークス 対 6. ロサンゼルス・ラムズ
4. ワシントン・フットボール・チーム vs. 5. タンパベイ・バッカニアーズ

2020-21 NFLプレーオフ進出チーム

NFLのプレーオフ出場枠が14チームに拡張されたこともあり、シーズン17週目では7チームがその日にポストシーズン進出を決め、それ以外の7チームはそれ以前に進出を決めていた。

NFLプレーオフ進出チームは以下の通り:

AFC 順位

シード チーム (レギュラーシーズン勝敗)

  1. カンザスシティ・チーフス (14勝1敗)
  2. バッファロー・ビルズ (13勝3敗)
  3. ピッツバーグ・スティーラーズ (12勝4敗)
  4. テネシー・タイタンズ (11勝5敗)
  5. ボルティモア・レイブンズ (11勝5敗)
  6. クリーブランド・ブラウンズ (11勝5敗)
  7. インディアナポリス・コルツ (11勝5敗)

敗退チーム: マイアミ・ドルフィンズ、ラスベガス・レイダーズ、ニューイングランド・ペイトリオッツ、ロサンゼルス・チャージャーズ、デンバー・ブロンコス、シンシナティ・ベンガルズ、ヒューストン・テキサンズ、ニューヨーク・ジェッツ、ジャクソンビル・ジャガーズ

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NFC 順位

シード チーム (レギュラーシーズン勝敗)

  1. グリーンベイ・パッカーズ (13勝3敗)
  2. ニューオーリンズ・セインツ (12勝4敗)
  3. シアトル・シーホークス (12勝4敗)
  4. ワシントン・フットボール・チーム(7勝9敗)
  5. タンパベイ・バッカニアーズ (11勝5敗)
  6. ロサンゼルス・ラムズ (10勝6敗)
  7. シカゴ・ベアーズ (8勝8敗)

敗退チーム: アリゾナ・カージナルズ、ミネソタ・バイキングス、ダラス・カウボーイズ、サンフランシスコ・49ers、デトロイト・ライオンズ、カロライナ・パンサーズ、フィラデルフィア・イーグルス、アトランタ・ファルコンズ

AFC プレーオフ対戦表

1. カンザスシティ・チーフス(第1ラウンド不戦勝)

チーフスはAFCのNo. 1シード権をシーズン16週目に確定した。シーズン17週目のチャージャーズとの試合ではパトリック・マホームズら何人かの主力選手を休ませることを選択し、これらの選手たちに2週間の休息を取らせることで、ディビジョン・ラウンドであたる最も低いシード順との対戦に万全の態勢で備える。

2. バッファロー・ビルズ 対 7. インディアナポリス・コルツ

ビルズはシーズン17週目に主力選手を休ませるだろうと多くが予想したが、ジョシュ・アレンは試合前半ハーフに出場し、3個のタッチダウン・パスを成功させた。そのうちの2つのパスはアイザイア・マッケンジーに対してのもので、マッケンジーはさらにパントからの84ヤードのタッチダウンも挙げている。ビルズの勢いはどのチームにも劣らず、AFCチャンピオンシップでチーフスに立ちふさがることも大いにあり得る。コルツはドルフィンズが負け、自分たちが勝ったことでプレーオフに進出した。

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3. ピッツバーグ・スティーラーズ 対 6. クリーブランド・ブラウンズ

スティーラーズはシーズン17週目でベン・ロスリスバーガーら何人かの主力選手を休ませた。その結果ブラウンズに敗れたものの、No. 3シードには留まった。スティーラーズには本拠地アドバンテージがあり、クォーターバックは休息が取れている。こうした要素は攻守両面で有利に働くだろう。この試合はシーズン17週目と同カード再戦ではあるが、今回のスティーラーズは主力選手を出してくる。

4. テネシー・タイタンズ 対 5. ボルティモア・レイブンズ

タイタンズはシーズン17週目にテキサンズに僅差で勝利し、AFC南地区優勝を決めた。この試合は昨年のポストシーズンにおけるディビジョン・ラウンドでタイタンズが番狂わせでレイブンズを倒した試合の同カード再戦となる興味深い対戦だ。デリック・ヘンリー(タイタンズ、ランニングバック)は今シーズン2,000ラッシング・ヤードを達成しており、ラマー・ジャクソン(レイブンズ、クォーターバック)とヘンリーの対決に注目が集まる。

NFC プレーオフ対戦表

1. グリーンベイ・パッカーズ (第1ラウンド不戦勝)

パッカーズはシーズン17週目の試合でベアーズに勝利し、トップシード権を確定するとともに、本拠地ランボー・フィールドでNFCプレーオフを迎える前に1週間休息する権利も手に入れた。

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2. ニューオーリンズ・セインツ 対 7. シカゴ・ベアーズ

ベアーズはパッカーズに敗れたものの、カージナルズも敗れたことで、ベアーズがポストシーズンに進出することになった。その結果、ベアーズがセインツと対戦する。セインツのドリュー・ブリーズは今シーズンを最後にNFLから引退すると見られている。

3. シアトル・シーホークス 対 6. ロサンゼルス・ラムズ

このNo.3シード対No.6シードの対戦は同地区内チーム同士の対戦でもある。11月の両チームの対戦ではラムズが勝利し、12月にはシーホークスが雪辱を果たした。DKメットカルフ(シーホークス、ワイドレシーバー)とジェイレン・ラムジー(ラムズ、コーナーバック)の対決に注目が集まる。

4. ワシントン・フットボール・チーム 対 5. タンパベイ・バッカニアーズ

バッカニアーズはシーズン17週目の試合でファルコンズに勝利し、NFCの No.5シードを確定した。ワシントンはイーグルスに勝ち、NFC東地区優勝を決めた。だがバッカニアーズが手に入れたものは「ピュロスの勝利」であったかもしれない。主力レシーバーのマイク・エバンスがファルコンズ戦で深刻な膝の怪我を負った模様だ。

(翻訳:角谷剛)

Billy Heyen