2021-22 NFLプレーオフ: AFCとNFCチャンピオンシップ・ゲームの組み合わせと日程・放送予定

Edward Sutelan

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今年のAFCとNFCプレーオフのチャンピオンシップ・ラウンドはいつもとは少し違うものになる。

2010年以来初めて、両カンファレンスのNo. 1シードが姿を消した。土曜日、テネシー・タイタンズがシンシナティ・ベンガルズに、グリーンベイ・パッカーズがサンフランシスコ・49ersに、どちらも試合終了時間ぎりぎりのフィールド・ゴールによって敗退したのだ。その翌日、No. 2 シードのタンパベイ・バッカニアーズもロサンゼルス・ラムズに、やはり試合終了時間ぎりぎりのフィールド・ゴールによって敗れた。バッカニアーズは27-3という大差の劣勢から信じられないような反撃を見せ、同点に追いついた末の結末だった。

ディビジョナル・ラウンドの4試合でフィールド・ゴールによって終わらなかった唯一の試合はカンザスシティ・チーフス対バッファロー・ビルズ戦であったが、こちらは延長戦にまでもつれ込むスリリングな展開になった。レギュラータイムの最終2分間で両チーム合わせて25点を取り合ったのだ。最終的には、延長戦の開始ドライブでチーフスが決勝のタッチダウンを決め、試合は終了した。

ベンガルズはカンザスシティへ向かい、スーパーボウル56の出場権とAFCチャンピオンの座をかけて、チーフスと対戦する。一方、NFCのタイトルはカリフォルニア州に本拠地を置くチーム同士の対戦となった。49ersが敵地ロサンゼルスでラムズと対戦する。

AFCとNFCプレーオフのチャンピオンシップ・ゲームのすべては以下の通りだ。

NFLプレーオフトーナメント2021-22

NFLプレーオフトーナメント2021-22全体図:

AFC

チャンピオンシップ・ラウンド

2. カンザスシティ・チーフス 対 4. シンシナティ・ベンガルズ

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  1. テネシー・タイタンズ 対 4. シンシナティ・ベンガルズ
  2. カンザスシティ・チーフス 対 3. バッファロー・ビルズ

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  1. テネシー・タイタンズ(不戦勝)
  2. カンザスシティ・チーフス 対 7. ピッツバーグ・スティーラーズ
  3. バッファロー・ビルズ 対 6. ニューイングランド・ペイトリオッツ
  4. シンシナティ・ベンガルズ 対 5. ラスベガス・レイダース

NFC

チャンピオンシップ・ラウンド

4. ロサンゼルス・ラムズ 対 6. サンフランシスコ・49ers

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  1. グリーンベイ・パッカーズ 対 6. サンフランシスコ・49ers
  2. タンパベイ・バッカニアーズ 対 4. ロサンゼルス・ラムズ

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  1. グリーンベイ・パッカーズ(不戦勝)
  2. タンパベイ・バッカニアーズ 対 7. フィラデルフィア・イーグルス
  3. ダラス・カウボーイズ 対 6. サンフランシスコ・49ers
  4. ロサンゼルス・ラムズ 対 5. アリゾナ・カーディナルス

NFL プレーオフ2021-22日程

チャンピオンシップ・ラウンド(すべて日本時間)

1月31日(月)

対戦カード  開始時刻
ベンガルズ 対 チーフス 午前5:05
49ers 対 ラムズ 午前8:40

NFLプレーオフ2021-22 TV放送・配信

AFC・NFCチャンピオンシップゲーム組み合わせ

AFC

No. 2 チーフス 対 No. 4 ベンガルズ

パトリック・マホームズ(チーフス、クォーターバック)はディビジョナル・ラウンドでジョシュ・アレン(ビルズ、クォーターバック)に勝利した。3年連続のスーパーボウル進出をかけて、次の相手はジョー・バロウ(ベンガルズ、クォーターバック)となる。

この両チームは1月2日(日本時間3日)にシンシナティで対戦している。その試合ではベンガルズが試合後半を17-3でリードし、最終スコア34-31でチーフスに勝利し、AFC北地区優勝のタイトルを手中にした。マホームズが獲得した259ヤードと2個のタッチダウンに対し、バロウは446ヤードと4個のタッチダウンを獲得した。新人のジャマール・チェイス(ベンガルズ、ワイドレシーバー)は11個のパスをキャッチし、266ヤードと3個のタッチダウンという記録を作った。

戦力比較:

両チームの攻撃陣がどちらもレギュラーシーズンにおいてNFL屈指のパス記録をあげていることは驚くには値しない。2021年シーズン、チーフスは4,791ヤードをパスで獲得し、この記録はリーグ4位である。一方のベンガルズは4,403ヤードで、これはリーグ7位だ。しかし、両チームともパスに対する守備の記録はあまり良くない。パスによって奪われたヤード数は、チーフスはリーグで6番目に多く(4,273)、ベンガルズは7番目(4,222)だ。攻撃陣が互いに点を取りあう試合が予想される。

NFC

No. 4 ラムズ 対 No. 6 49ers

NFC西地区は4チーム中3チームを2021年プレーオフに送り込んだ。そのうちの1チームがスーパーボウルでこのカンファレンスを代表することになるのは自然な流れと言うべきだろう。

1月22日(同23日)、49ersは雪が舞う敵地ランボー・フィールドでパッカーズを13-10で破り、直近3年間で2度目となるNFCチャンピオンシップへと駒を進めた。一方のラムズは1月23日(同24日)、バッカニアーズの猛追を辛くもかわし、30-27で勝利を収めて、直近4年間で2度目のチャンピオンシップ・ゲーム出場権を手に入れた。49ersはこの近年、ラムズに対して非常に相性が良く、直接対決では6連勝中である。2021年シーズン最終戦でプレーオフ進出を決定した試合もそれに含まれる。

戦力比較:

マシュー・スタッフォード(ラムズ、クォーターバック)と攻撃陣は今シーズンでリーグ8位の合計ヤード獲得数(6,325)と7位タイの得点(460)を記録した。対する49ersの守備陣は非常に強力で、プレーオフ最初の2ラウンドでダラス・カウボーイズとパッカーズを見事に封じ込めた。49ersが今シーズンで相手チームに許した合計ヤード数(5,270)はリーグで3番目に少なく、失点数(365)は9番目タイで少ない。

(翻訳:角谷剛)

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Edward Sutelan

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Edward Sutelan joined The Sporting News in 2021 after covering high school sports for PennLive. Edward graduated from The Ohio State University in 2019, where he gained experience covering the baseball, football and basketball teams. Edward also spent time working for The Columbus Dispatch and Cape Cod Times.