2021-22 NFLプレーオフ全出場チーム決定:AFCとNFCカンファレンスの最終シード順、トーナメント、第1ラウンドの組み合わせ、放送・配信予定

Edward Sutelan

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NFLシーズン最終週では多くの波乱が巻き起こった。

第18週目はドラマに満ちていた。いくつかの試合が延長戦にもつれ込み、またいくつかの番狂わせがプレーオフ進出争いを揺るがした。インディアナポリス・コルツはジャクソンビル・ジャガーズに勝つだけでスーパーボウルの挑戦権を手に入れるはずだったが、敵地でまさかの敗戦を喫し、代わって延長戦でボルティモア・レイブンズを破ったピッツバーグ・スティーラーズにプレーオフへの道を譲ってしまった。

ニューイングランド・ペイトリオッツはAFC(アメリカンフットボールカンファレンス)東地区タイトル奪取の望みをかけて最終週に臨んだが、格下のマイアミ・ドルフィンズに足をすくわれた。

アリゾナ・カーディナルスはNFC(ナショナルフットボールカンファレンス)西地区タイトル奪取の可能性があった。しかし、ロサンゼルス・ラムズがサンフランシスコ・49ersに延長戦で敗れたにもかかわらず、カーディナルスもシアトル・シーホークスに敗れて、ワイルドカード枠に留まってしまった。その代わり、NFC西地区のライバル同士による3回目の対戦がプレーオフのNo. 4対 No. 5として実現することになった。

日曜夜の試合では、ラスベガス・レイダースがロサンゼルス・チャージャーズからの猛追を受けたが、延長戦の試合終了時間でのフィールドゴールで勝利をもぎ取った。チャージャーズのシーズンはここで終わり、レイダースは2002年にスーパーボウル36で敗退して以来のプレーオフ進出を決めた。

スポーティングニュースは2021-22年NFLプレーオフの展望をまとめてみた。AFCとNFCカンファレンスの最終シード順、トーナメント、第1ラウンド(日本時間1月16日から18日)の組み合わせは以下の通りである。

NFLプレーオフトーナメント2021-22組み合わせ

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AFC

  1. テネシー・タイタンズ(不戦勝)
  2. カンザスシティ・チーフス 対 7.ピッツバーグ・スティーラーズ
  3. バッファロー・ビルズ 対 6.ニューイングランド・ペイトリオッツ
  4. シンシナティ・ベンガルズ 対 5.ラスベガス・レイダース

NFC

  1. グリーンベイ・パッカーズ(不戦勝)
  2. タンパベイ・バッカニアーズ 対 7.フィラデルフィア・イーグルス
  3. ダラス・カウボーイズ 対 6.サンフランシスコ・49ers
  4. ロサンゼルス・ラムズ 対 5.アリゾナ・カーディナルス

*数字はシード順

NFLプレーオフ2021-22 TV放送・配信

TV-CS放送
日テレジータス』(生中継)

ネット配信
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NFLプレーオフ2021-22出場チーム

日曜日の試合を前にして、NFCカンファレンスのプレーオフ進出枠は1つのスポットを残してすべて埋まっていた。一方で、AFCカンファレンス側は2つのスポットが残っており、シード順もほぼ決まってはいなかった。

2021-22年シーズンのNFLプレーオフに出場する全チームのシード順は以下の通りである。

AFC 順位

シード チーム 戦績
1. テネシー・タイタンズ 12-5
2. カンザスシティ・チーフス 12-5
3. バッファロー・ビルズ 11-6
4. シンシナティ・ベンガルズ 10-7
5. ラスベガス・レイダース 10-7
6. ニューイングランド・ペイトリオッツ 10-7
7. ピッツバーグ・スティーラーズ 9-7-1

敗退チーム:ロサンゼルス・チャージャーズ、ボルティモア・レイブンズ、インディアナポリス・コルツ、マイアミ・ドルフィンズ、クリーブランド・ブラウンズ、デンバー・ブロンコス、ヒューストン・テキサンズ、ニューヨーク・ジェッツ、ジャクソンビル・ジャガーズ

NFC 順位

シード チーム 戦績
1. グリーンベイ・パッカーズ 13-4
2. タンパベイ・バッカニアーズ 13-4
3. ダラス・カウボーイズ 12-5
4. ロサンゼルス・ラムズ 12-5
5. アリゾナ・カーディナルス 11-6
6. サンフランシスコ・49ers 10-7
7. フィラデルフィア・イーグルス 9-8

敗退チーム: ニューオーリンズ・セインツ、ミネソタ・バイキングス、ワシントン・フットボール・チーム、アトランタ・ファルコンズ、シアトル・シーホークス、シカゴ・ベアーズ、カロライナ・パンサーズ、ニューヨーク・ジャイアンツ、デトロイト・ライオンズ

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AFC プレーオフ 第1ラウンド対戦組み合わせとチーム情報

1.テネシー・タイタンズ(第1ラウンド不戦勝)

タイタンズは日曜日のヒューストン・テキサンズ戦で思いもかけない苦戦を強いられたが、28-25で辛うじて勝利を収めて、AFCの第1シードを守った。そのおかげでタイタンズは1週間の休養を手に入れた。デリック・ヘンリー(ランニングバック)も復帰する予定だ。

2.カンザスシティ・チーフス 対 7.ピッツバーグ・スティーラーズ

レイダースのフィールドゴールをもっとも喜んだのはスティーラーズであっただろう。ダニエル・カールソン(プレースキッカー)が試合終了間際に放ったフィールドゴールの成功がスティーラーズをプレーオフへと導いたからだ。それより前に、スティーラーズはベン・ロスリスバーガー(クォーターバック)の活躍によって、第4クォーターと延長戦でレイブンズから逆転勝利を収めていた。その結果、プレーオフでチーフスと再戦するチャンスを手に入れた。第16週目に両者は対戦し、そのときにはチーフスが36-10で勝利している。スティーラーズはプレーオフに進出した全チームのなかで、得点数と獲得ヤード数がもっとも低い。その一方でチーフスはそのどちらのカテゴリーでもトップ4に入る。しかし、スティーラーズのパスに対する守備力は今シーズンで最高に近く、許したヤード数は最小トップ10に入る。

3.バッファロー・ビルズ 対 6.ニューイングランド・ペイトリオッツ

AFC東地区の優勝争いは最終週にまでもつれ込んだ。ビルズがジェッツを破り、2年連続の地区優勝を飾った。それにより、プレーオフの第1ラウンドで、同地区ライバル同士の対戦が実現した。最初の直接対決ではペイトリオッツが雪の舞う敵地でビルズを14-10で下している。しかし2回目の対戦となった第16週目の試合では、ビルズが敵地でペイトリオッツにリベンジを果たし、33-21で勝利している。両チームともリーグ屈指の守備力を誇る。許したポイント数とヤード数では、どちらのチームもリーグトップ3に入る少なさである。

4.シンシナティ・ベンガルズ 対 5.ラスベガス・レイダース

ベンガルズがプレーオフに進出するのは2015年以来のことである。一方のレイダースは2016年以来だ。両チームとも高い攻撃力を誇る。ジョー・バロウ(ベンガルズ)とデレック・カー(レイダース)、それぞれのクォーターバックが繰り出すパス攻撃がその中心だ。プレーオフ第1ラウンドでオクタン価の高い(ハイエナジーな)対戦が実現した。第11週目の対戦ではベンガルズが敵地ラスベガスでレイダースを32-13で下している。

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NFC プレーオフ 第1ラウンド対戦組み合わせとチーム情報

1.グリーンベイ・パッカーズ(第1ラウンド不戦勝)

パッカーズは第17週目にバイキングスを13-3で破り、その時点ですでにNo. 1シードの座を確保していた。第18週目のライオンズ戦は休養であり、負けても問題のない試合だった。今から2週間後の地区ラウンドにおいて、本拠地ランボー・フィールドで迎え撃つ相手がどのチームになるかを静観する立場である。

2.タンパベイ・バッカニアーズ 対 7.フィラデルフィア・イーグルス

トム・ブレイディ(クォーターバック)が最後にプレーオフでイーグルスと対戦したとき、ニック・フォールズ(クォーターバック)率いるイーグルスが41-33でペイトリオッツを破り、チームの歴史で初となるス―パーボウル優勝を勝ち取った。現在はバッカニアーズに所属するブレイディはイーグルスとジェイレン・ハーツ(クォーターバック)を相手にプレーオフ第1ラウンドを戦うことになった。イーグルスは2021年シーズンでもっともラッシングヤードが多いチームであり、一方のバッカニアーズはもっともパス獲得ヤードが多いチームである。

3.ダラス・カウボーイズ 対 6.サンフランシスコ・49ers

最終週のイーグルス戦で、ダック・プレスコット(クォーターバック)とカウボーイズの攻撃陣は51点を挙げ、リーグ最多得点チームとしてシーズンを終えた。しかし、ジミー・ガロポロ(クォーターバック)と49ersもラムズ戦において試合後半と延長戦でドラマチックな逆転劇を演じたばかりで、非常に波に乗っている。

4.ロサンゼルス・ラムズ 対 5.アリゾナ・カーディナルス

ラムズとカーディナルスはNFC西地区優勝をシーズン最終週まで争い、最終的にはラムズが戴冠した。2回の直接対決では、まずカーディナルスが第4週目に敵地ロサンゼルスでラムズを37-20で破ったが、第14週目にはラムズが敵地グレンデール(アリゾナ)でカーディナルスを30-23で破り、リベンジを果たしている。

(翻訳:角谷剛)

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Edward Sutelan

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Edward Sutelan joined The Sporting News in 2021 after covering high school sports for PennLive. Edward graduated from The Ohio State University in 2019, where he gained experience covering the baseball, football and basketball teams. Edward also spent time working for The Columbus Dispatch and Cape Cod Times.