第52回スーパーボウル:MVPは一体誰の手に?

Gilbert McGregor

第52回スーパーボウル:MVPは一体誰の手に? image

スーパーボウルの歴史の中で、2回以上MVPを受賞した選手はたった5人しかいない。そして、それは全てクオーターバックである。トム・ブレイディを筆頭に、バート・スター、テリー・ブラッドショー、ジョー・モンタナ、イーライ・マニングが名を連ねる。ブレイディは、昨年4度目のMVPを受賞し、モンタナと同列ではなく、堂々の1位となった。2月4日に開催されるペイトリオッツとイーグルスの試合で、ブレイディが5回目のMVPを逃し、同じクオーターバックのニック・フォールズもMVPを受賞しない場合、誰が選ばれるだろうか。

今なら無料視聴可。2018年スーパーボウルを見るならDAZN(ダ・ゾーン)に!

MVPは大抵クオーターバックが受賞する。51回の試合のうち28回で、勝利したチームのクオーターバックがMVPを受賞している。ここ10シーズンでは7回がそれに当てはまる。過去10年でMVPを受賞したクオーターバック以外のポジションの3人とは誰だろう?それは、スティーラーズのワイドレシーバーであったサントニオ・ホームズ、シーホークスのラインバッカーであったマルコム・スミス、ブロンコスのラインバッカーであるボン・ミラーである。

ブレイディが簡単にMVPを獲得することが出来なかった前例がある。面白いことに、それは第39回スーパーボウルの対イーグルス戦で起こった。ペイトリオッツが24対21で勝利を収めた後、身長175センチの素早いレシーバーであるディオン・ブランチがMVPに輝いたのである。ブランチは、ブレイディの1番のパスターゲットであり、11回のレシーブと133ヤードを獲得した。

ペイトリオッツのワイドレシーバーであるブランディン・クックスは、身長178センチでスピード型であり、ブランチと似たプレーをする。日曜に開催されたAFCチャンピオンシップで、ペイトリオッツは24対20でジャガーズに勝利した。その試合でクックスは、6レシーブと100ヤードを獲得している。ワイドレシーバーのダニー・アメンドーラ、タイトエンドのロブ・グロンコウスキー、キッカーのスティーブン・ゴストコウスキー、ランニングバックのディオン・ルイスの実力も侮ることができない。

イーグルスは、シーズン末にカーソン・ウェンツが膝を負傷したため、第52回スーパーボウルへ向けた試合をディフェンス重視で行っていた。イーグルスは、スタークオーターバックが欠場してから、5試合で10回ターンオーバーを記録している。イーグルスが再び、ディフェンス陣を中心とした布陣でペイトリオッツに勝利するとしたら、ベテランコーナーバックのパトリック・ロビンソンが重要な役割を果たすだろう。

ロビンソンは、レギュラーシーズン中に4回インターセプトを成功させ、NFCチャンピオンシップでは、50ヤードのインターセプトリターンタッチダウンをし、一躍有名になった。ペイトリオッツのオフェンスを同じ要領でかき回すことに成功すれば、ロビンソンがMVPを受賞する可能性もあるだろう。

第52回スーパーボウルは、ミネソタ州ミネアポリスにあるUSバンク・スタジアムで、東部標準時間の午後6時30分に開幕する。

原文:Super Bowl MVPs: Who has won the award most?

翻訳:日本映像翻訳アカデミー

Gilbert McGregor

Gilbert McGregor Photo

Gilbert McGregor first joined The Sporting News in 2018 as a content producer for Global editions of NBA.com. Before covering the game, McGregor played basketball collegiately at Wake Forest, graduating with a Communication degree in 2016. McGregor began covering the NBA during the 2017-18 season and has been on hand for a number of league events.