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ブレット・ファーヴ氏は後にグリーンベイ・パッカーズでチームメイトとなるレジー・ホワイトからタックルを受けたときの衝撃をよく覚えている。
「レジーが私を倒したとき、肩を脱臼したことはすぐにわかりました」とファーヴ氏はスポーティング・ニュースに語った。
パッカーズのQBだったファーヴ氏は、1992年11月15日にミルウォーキー・カウンティ・スタジアムで行われたフィラデルフィア・イーグルス戦のハーフタイムと試合後に痛み止めの注射を何本か打ったことも覚えている。この試合は後にファーヴ氏が20年のキャリアで築き上げた連続297試合の先発出場のわずか7番目だった。ファーヴ氏はNFLにおける「究極の鉄人」と呼ばれ、引退後に殿堂入りも果たしている。そのファーヴ氏はもし現在NFLで話題のある製品が現役時代にあれば、どれだけ助かっただろうかと考えている。
「痛み止めの効果が消えると、私は激しい痛みに耐えなくてはいけませんでした。CBD製品があれば助かったか?私にはよく分かりませんが、それが許される状況ではありませんでした。その時にあるものを使うしかありませんから」とファーヴ氏は言った。
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CBD(Cannabinoid, カンナビジオール)は大麻(マリファナ)主成分の1つであり、CBD製品は痛み止め薬品の代替品として販売されている。8月5日(日本時間6日)、ファーヴ氏はクリームやスプレー、あるいは液体カプセルなどの様々な形状のCBD製品を製造する『グリーン・イーグル』社とパートナーシップ締結を発表した。同社の製品は他のマリファナ主成分であるTHC(訳者注:酩酊作用をもつ成分)を100%除外している。
50歳のファーヴ氏はCBD製品を痛み止めの代替案として使用することを推奨する元NFL選手たちの1人だ。この殿堂入りの元QBには、その結論に至るまでの長い過程が必要だった。ファーヴ氏がそれまでに経験した多くの物事からすると、それは予想外のことだった。
「私の意見は米国で主流だとは言えません。私があちこちでCBDに関わるものを見始めたときには、これはマリファナ・タバコみたいなものだろうと考えていました。ところが、そうではなかったのです」とファーヴ氏は言った。
ファーヴ氏はグリーン・イーグル社CEOのジョセフ・スマジャ氏との会話を通してCBDについての知識を深め、昨年12月にはハーフマラソンを妻と娘とともに挑戦した際に、同社の製品を試してみた。ファーヴ氏はその効果に驚いたと言う。
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「これは市場で最先端のものです。様々な分野で主流になっています。効果があると同時に信頼性もあります。THCはまったく含まれていません。それこそが人々がブラウニーやら何かに混入させるドラッグ成分なのです。私はずっと中毒性がない痛み止めを好んできました。CBDはまさにそれだったのです。いつの日か、CBDは主流のスポーツ界で手に入りやすくなるでしょう。それがいつになるかは分かりませんが」。
ファーヴ氏がCBDについて語った最初のNFL選手だというわけではない。タンパベイ・バッカニアーズのタイトエンド、ロブ・グロンコウスキーは一旦引退したのちに現役復帰を果たしたが、その短い引退期間中にCBD製品を推奨する発言をしている。NFLも最新の労働協約の一部で大麻に関する制限を緩和した。このことは将来においてCBD製品が認められる一助となるかもしれない。
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ファーヴ氏は現役時代、鎮痛剤とアルコールの中毒に苦しんだ。だからこそ、今から何年かした後には、CBDはより安全な代替物として、人々から多くの支持を得ることを確信している。
「私はマリファナを吸ったことはありません。私はそういうのは好きではないのです。もっとも鎮痛剤の中毒にはなりましたし、それはとても悪いことですが、CBDは鎮痛剤に代わる安全な緩和となることを確信しています」とファーヴ氏は言った。
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グリーン・イーグル社は2020年になってからCBD市場に参入した会社の1つだ。ファーヴ氏自身は引退後のキャリアにおいてこの製品の恩恵を受けたが、現役の選手たちも同じ恩恵を期待できると信じている。
「NFLも他のすべてのスポーツももっとCBDについて検討するべきです。靱帯を損傷するような怪我をしたら、病院に行き治療をうけるでしょう。では痛みや炎症などがあるときはどうしますか? CBDはそれらに必ず効きます。すべての人に恩恵があります」と同氏は語った。
(翻訳:角谷剛)