今年のNFCは、全チームにプレーオフ進出の可能性がある【前編】

Kenan Goyette

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今シーズンのNFC(ナショナル・フットボール・カンファレンス)は混戦が予想される。首位の座につくチームはおろか、プレーオフに進出するチームすら全く読めない状況である。

裏を返せば、NFCはどのチームにもプレーオフへ進出できるチャンスがあるのだ。

これから詳しく解説する。

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すべてのチームにチャンスがある

西地区は、ロサンゼルス・ラムズが“スーパーチーム”として復帰を遂げ、サンフランシスコ・49ersはカイル・シャナハンヘッドコーチとジミー・ガロポロが期待されている。シアトル・シーホークスはオフシーズン中に主力選手を放出したのが懸念材料だが、ラッセル・ウィルソンの活躍に注目が集まっている。

北地区は、グリーンベイ・パッカーズのアーロン・ロジャースがケガから復帰、地区優勝を遂げたミネソタ・バイキングスは新たにカーク・カズンズを獲得した。デトロイト・ライオンズは新ヘッドコーチと才能豊かなロースターがそろっている。

南地区は最も激戦となりそうだ。2017年シーズンにプレーオフに進出したニューオーリンズ・セインツ、カロライナ・パンサーズとアトランタ・ファルコンズ。3チームとも、強いクォーターバックとヘッドコーチがそろっている強豪だ。

最後に、東地区にはスーパーボウルのチャンピオン、フィラデルフィア・イーグルスがいる。ダラス・カウボーイズとニューヨーク・ジャイアンツは厳しい昨シーズンを過ごしたが、オフシーズン中にスター選手や良いプレーを生み出すことができる若手選手を獲得した。

ここまで触れていない、アリゾナ・カーディナルス、シカゴ・ベアーズ、タンパベイ・バッカニアーズとワシントン・レッドスキンズは、プレーオフ進出は厳しそうなチームではあるが、まだ可能性は残っている。

もし、サム・ブラッドフォードが再び故障せず、粘り強い守備をみせるデービッド・ジョンソンと共に実力を発揮すれば、カーディナルスはプレーオフへ進出できるかもしれない。ミッチェル・トゥルビスキー率いるベアーズも攻撃面を見直せばチャンスはある。バッカニアーズも今年こそはプレーオフ進出を果たせるかもしれない。そして、ベテランクォーターバックのアレックス・スミスと他のロースターがしっかりと仕事をこなせば、レッドスキンズも可能性が十分ある。

後編へ続く)

Kenan Goyette