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ロジャー・グッデルNFLコミッショナーがコリン・キャパニック、片膝を着く抗議活動、国家、そして国旗についての意見を1人の元NFL選手に述べ、NFLがそれらに対して今までに取ってきた行動を悔いていると発言した。
グッデル氏は元NFL選手のエマニュエル・アチョ氏が主宰するYouTubeのシリーズ番組『ある黒人男性との居心地の悪い会話』に出演し、アチョ氏と話し合った。同番組のパート1は8月23日(日本時間24日)に公開され、パート2はその翌日に公開された。
アチョ氏の質問はキャパニックが2016年に始めた抗議運動についてだった。キャパニックは米国内の警官による暴力と社会不正義へ抗議するために、サンフランシスコ・フォーティナイナーズの試合前、国家演奏の起立を拒否。最初は着席し、後に片膝を地面に着ける行動を取り始めた。優れたクォーターバック(QB)だったキャパニックはそのシーズンオフのチームを離れ、今でもフリーエージェントのままだ。アチョ氏はグッデル氏自身とNFLがキャパニックに取った対応について謝罪するつもりがあるなら、どのような言葉を選ぶかと尋ねた。
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「キャップ(キャパニックの愛称)、私たちは君が片膝を着いた理由と君が何を主張しようとしていたかについて、もっと早くから君の言葉に耳を傾けていたらと後悔している。最初にそう伝えたい」とグッデル氏は言った。さらに、キャパニックは抗議運動についてNFLと話し合いをするために何回か招待されたにもかかわらず、その話し合いは一度も実現しなかったともグッデル氏は述べた。
「(話し合いができていたら)私たちにとって得るものがあっただろうと思う」とグッデル氏は続けた。
アチョ氏は選手たちの行動には米国国旗や軍隊を侮辱する意図はなかったと述べ、グッデル氏はそれに合意し、さらに率直な発言を行った。
「それ(抗議運動)は国旗とは関係ありません。私がここで言いたいのは、選手たちの行動が誤解されているということです。彼らは愛国心に欠けているのではないのです。彼らは国家に反逆していませんし、私たちの軍隊と敵対しているわけでもありません。実際のところ、選手たちの多くがかつては軍隊に所属していました。今でも彼らは軍隊と親しみをもった家族なのです。彼らが行おうとしていたのは、解決されなくてはいけない問題への注目を促すことを目的とした正当な権利を行使することだったのです。私たちは彼らの本当の人間性と彼らが行おうとしていたことを正しく伝えられませんでした。そのことを本当に後悔しています」とグッデル氏は言った。
4年前、キャパニックは彼の抗議運動は国旗や軍隊に対してのものではないと発言していた。だが、キャパニックを批判した人々はその言葉を信じなかった。今でもそうである。彼らは2016年にキャパニックが警官の格好をした豚の絵がプリントされた靴下を履いたことや、キューバの独裁者フィデル・カストロ(故人)のTシャツを着ていたことを槍玉に挙げ、キャパニックが米国を憎んでいることの証だとしている。
ドナルド・トランプ米国大統領は片膝を着ける抗議運動が国旗と軍隊を侮辱するものだと信じ、キャパニックと他の選手たちの行動を一貫して批判してきた。数か月前には、トランプ大統領はグッデル氏が選手たちの行動を支持する方針転回をしたことも批判している。今週の月曜からはノースカロライナ州シャーロットで共和党の全国大会が始まるが、そこでもトランプ氏はキャパニックとグッデル氏を攻撃する絶好の機会を持つことになるだろう。
番組パート1を締めくくるにあたって、アチョ氏はグッデル氏が全面的に選手側につく準備があるかどうかを尋ねた。パート2を予告した質問は以下の通りだ。
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「今シーズン、選手たちが国歌演奏の際に平和的な抗議運動を行うとしたら、あなたはそれを支持しますか?」
訳者注:
パート2でグッデル氏は上の質問に「イエス」と答え、NFLは社会不正義を是正するためのリーダーシップを発揮するべき存在なのだと述べた。
(翻訳:角谷剛)