”ディディ”ことショーン・コムズが、今年初めにカロライナ・パンサーズの買収に興味を示していたが、ここへ来てNFLチームの買収を見送るようだ。
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ディディはパンサーズのオーナーシップ獲得に向けて動いていたが、最終的にデイビッド・テッパーがおよそ2.2億ドルでフランチャイズを受け継ぐことになった。そんなディディだが、先月国家斉唱に関する新たなポリシーが制定されてからというもの、NFLチームのオーナーになる気は失せたという。
「俺は最後まで残った二人のうちの一人だった」彼はニューヨーク・ポストに掲載されたたインタビューでこう話した。「パンサーズを買収して、NFLの一員になって、いい方向へ持っていこうと本気で思っていたんだ。でもこうきたもんだから、もうNFLのチームなんかいらないさ」。
「俺は黒人差別に繋がるようなこととは一切関わりたくないんだ。いい大人に、やっていいこと悪いことをあれこれ指図するなんてしたくないね」とつけ加えた。
NFLは先月、国家斉唱に関して罰則を導入。国家斉唱時に、ロッカールームにとどまることは許されるものの、フィールド上で「起立をせずに国旗と国歌に敬意を払わなかった」者には罰金を科すというもの。ディディの発言はこの発表を受けてのものである。
「NFLの大ファンなだけに、今回の件で傷ついているよ」ディディは語った。「彼らがしかるべき対応をとって、俺が再び手を差し伸べたいと思える組織になってくれることを願うよ。俺は他人を傷つけるような人たちとは断じて一緒にやりたくないからね」。
一方で、ディディは今後とも抗議運動をサポートしていくと述べた。
このムーブメントは、2016年プレシーズンに元49ersのクォーターバック、コリン・キャパニックが国家斉唱時に膝をつき、アメリカ国内での黒人や有色人種差別に抗議したことがはじまりだ。それ以来キャパニックはどこのチームとも契約しておらず、その理由をNFLが自身をブラックリスト入りしたからだとして、NFLを提訴している。
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原文:Diddy no longer interested in NFL ownership because of ‘oppression of black men’
翻訳:Yurika Hirano