ラグビー出身のアメフト選手、ジョーダン・マイラタがNFLフィラデルフィア・イーグルスと最大88億円の大型契約更新

Josh Thomas

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ラグビー出身のオーストラリア人、ジョーダン・マイラタがNFLフィラデルフィア・イーグルスと4年間の大型契約延長を締結した。

マイラタはオーストラリア・ニューサウスウェールズ州バンクスタウンの出身で現在24歳。身長203センチの巨人だ。子供の頃からラグビー選手として育ち、ユースレベルで同地のプロチームであるブルドッグスとラビトーズに所属していたことがある。

2017年、マイラタはノース・シドニー・ベアーズから5,000ドル(約55万円)のオファーを受けたが、それを拒否してNFLを目指すことが報じられた。

マイラタは2018年の前半をIMGアカデミーで過ごし、NFLドラフトでイーグルスから7巡目指名を受けた(訳者注:NFLドラフトは各チーム7巡目までしかない)。イーグルスは育成目的でマイラタを獲得し、真の有望株選手へと成長させた。

最初の2年間は出場機会がほとんどなかったマイラタだが、2020年にブレイクした。シーズン全16試合中、15試合に出場し、そのうち10試合が先発出場だった。

スポーツ専門局『ESPN』が報じたところでは、イーグルスが今回マイラタに掲示した新契約内容は出来高最高で8,000万ドル(約88億円)。そのうちの半分以上が保証されているということだ。

「このチームとこの街にあと4年間いられることになり、とても嬉しいです。私は今まで通り家族のために自分の全力を尽くして、チームの優勝に貢献したいと思います」とマイラタはチームのツイッターに公開された動画で述べている。

イーグルスのハウィー・ローズマンGMはラグビーのジュニア選手だったマイラタをNFLに転向させたチームの決断はチームとマイラタの双方に大きな成果をもたらしたと称えた。

「マイラタをドラフト指名することに決めた理由は、彼が極めて恵まれた体を持っていたからだと思う。そして我々は彼の成長のために長い時間をかけた。ドラフトで彼を指名したときに、最初の2年間は育成に専念すると我々は約束した。アメフトは彼にとって、まったく未知の世界だったからだ。最初の2年間は投資に見合うリターンがあるかどうか、正直なところ私には確信がなかった。しかし、昨年からそれが見え始めた。スタウト(訳者注:イーグルスの攻撃コーディネーター、ジェフ・スタウトランド)が他の若い選手たちと同様にジョーダン(マイラタ)をよく指導しているおかげで、彼は日に日に成長している」とローズマンは言った。

イーグルスは9月12日(日本時間13日)のシーズン第1戦でアトランタ・ファルコンズと対戦し、32-6で大勝した。マイラタはタックルとして先発出場した。

(翻訳:角谷剛)

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