乱暴なファンは懲りることがない。
ニューイングランド・ペイトリオッツは、10月14日の試合でカンザスシティ・チーフスのWR(ワイド・レシーバー)タイリーク・ヒルにビールをかけた観客を特定し、今後ジレット・スタジアムでの試合に出入り禁止とすることを発表した。
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ペイトリオッツは、「ファンとしての行動規範」を破ったことを理由に、当該ファンに「入場禁止の通知」を送った。
Statement from the New England Patriots: pic.twitter.com/VapBDpzzdg
— New England Patriots (@Patriots) 2018年10月15日
ニューイングランド・ペイトリオッツの声明文：
「ジレット・スタジアムのセキュリティが、ファンとしての行動規範を破って試合中の選手にビールを浴びせた観客を特定した。この件は地元警察に引き継がれ、当該ファンには今後ジレット・スタジアムで開催されるすべてのイベントに入場禁止とする通知が送られる」
TMZによると、ビールをかけたファンはマサチューセッツ州から来た21歳と特定され、フォックスボロ警察がスポーツイベントで物を投げつけた行為と風紀びん乱行為の容疑で立件したことが報じられている。
ペイトリオッツが40-33でリードして残り3分を迎えたところで、チーフスのQB(クォーターバック)パトリック・マホームズが同点に追いつく75ヤードのタッチダウンパスをヒルに通した。喜びを爆発させてエンド・ゾーンのフェンス際に向かったヒルは、ファンから中指を立てられてビールを浴びせられた。
The end of that touchdown catch by #Chiefs Tyreek Hill not exactly a banner moment for #Patriots fans. Especially the Bud Lite to the face. pic.twitter.com/cYS4RC7I6H
— Charles Robinson (@CharlesRobinson) 2018年10月15日
タッチダウンキャッチした後、広告バナーのあるフェンス際に駆け寄るチーフスのタイリーク・ヒル。ペイトリオッツファンにとってはうれしくなかったようで、顔にビールを浴びせられる。
その後、代理人を通じて「そのような振る舞いは受け入れられない」と話したヒルは、彼にビールをかけたファンが起訴されることを望んでいるという。
Tyreek Hill and Drew Rosenhaus want to take action against fan that doused the Chiefs WR with beer Sunday. They are talking to the NFL/NFLPA about options. “That type of behavior is unacceptable,” Rosenhaus said. “Players have to be protected. We want that fan to be prosecuted.”
— Adam Schefter (@AdamSchefter) 2018年10月15日
タイリーク・ヒルと代理人のドリュー・ローゼンハウスは、ビールを浴びせたファンに対して行動を起こすべくNFLとNFL選手会に掛け合っている。ローゼンハウスは「そのような振る舞いは受け入れられない。選手は守られなくてはいけない。我々は当該ファンが起訴されることを望んでいる」と話した。
3本のタッチダウンパスを含め、パスを7回キャッチして142ヤード獲得したヒルは素晴らしいパフォーマンスを見せた。
しかし、スティーブン・ゴストコウスキーが終了間際に決勝のフィールド・ゴールを沈め、試合はペイトリオッツが43-40で勝利した。
原文：Patriots identify, ban fan who threw beer at Chiefs WR Tyreek Hill
翻訳：Kaito Kato
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