ドナルド・トランプ選挙対策陣営がスーパーボウルでのテレビCM枠の購入を検討しているとの報道

Dan Bernstein

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ドナルド・トランプ大統領が米国内で行われているスポーツ・イベントへの関与をますます高めているが、NFLスーパーボウルでのテレビCM枠を購入することで、過去最高額の宣伝費をかけることになるかもしれない。スポーツ・ビジネス・ジャーナル(以下SBJ)が報じている。

もしそれが実現した場合、スーパーボウルを実況中継するFoxテレビ局のCM費用は30秒のスポット枠で560万ドル(約6億円)近くになると予想されている。これはもちろん2020年大統領選の選挙運動と重なるわけだが、トランプ氏が過去に購入したCMのどれよりも高額な宣伝費用になる。トランプ氏は先月のMLBワールドシリーズでもCM枠を購入し、1億円以上の費用をかけたと報じられてもいる。

情報源とされる人物は「大統領の選挙対策陣営はCM枠を購入することに大筋では合意している。だが、まだ契約は結ばれていない」と語っている。

この秋、トランプ氏はワシントンDCで行われていたMLBワールドシリーズの会場に現れ、観客からブーイングを浴びた。一方で、アラバマ大対ルイジアナ州立大のアメフト対抗戦を観戦に訪れた際は温かい歓迎を受けた。弾劾訴追の危機に直面しているトランプ氏は首都ワシントンDCの市民からはあまり支持を受けていないが、アラバマ州においては2016年の大統領選で勝利している。

トランプ大統領はNFLとは長年に渡って衝突を繰り返してきた。元々はNFLチームのオーナーになるという夢を持っていたトランプ氏だったが、それは叶わなかった。それどころか、1986年にNFLを相手に起こした訴訟が悲惨な結果に終わり、ライバルリーグであったUSFLが倒産する事態を招いたことがある。近年では、トランプ氏は国旗斉唱で抗議運動を行ったNFL選手たちを声高に批判してきた。

今シーズンのスーパーボウルは2020年2月2日に行われる。

(翻訳:角谷剛)

Dan Bernstein