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4年前、米国の人種差別に抗議して試合前の国歌演奏で片膝を地面についたコリン・キャパニックは、シーズン終了後にフリーエージェントとなってから現在までNFL復帰は実現していない。ジョージ・フロイドさん暴行死亡事件をきっかけに巻き起こった「Black Lives Matter」の波は米国スポーツ界を変えるか。
現地時間6月14日、ドナルド・トランプ米国大統領は、もし選手たちが国歌演奏で起立しないのならNFLと米国サッカーの試合を観戦しないと自身のTwitter上で発言した。
米国サッカー連盟(USSF)は今週(同6月10日)、試合前の国歌演奏の際に選手たちに起立することを義務付けた規則を撤廃することを投票により決定した。USSFが作ったこの規則は、2016年にミーガン・ラピノーがコリン・キャパニックへの連帯を表明し、警察官の暴力と米国内における黒人と有色人種に対する社会的な抑圧へ抗議するために、米国女子サッカー選手としては初めて試合前の国歌演奏で片膝を地面についたことに対応したものだった。
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トランプは共和党のマット・ゲッツ下院議員が「米国の国歌演奏に起立しないサッカーチームがあるくらいなら、米国からすべてのサッカーチームが無くなる方がマシだ」と書いたツイートに反応し、「私はもう観戦しない」とリツイートした。
トランプはその後NFLに矛先を変えた。
And it looks like the NFL is heading in that direction also, but not with me watching! https://t.co/aGfBaK7RNA
— Donald J. Trump (@realDonaldTrump) June 13, 2020
片膝を地面につく抗議表明は先月ミネアポリスで起きたジョージ・フロイドさん暴行死亡事件をきっかけに再び激しい議論を巻き起こした。
パトリック・マホームズやマイケル・トーマスを含む何人かのNFLスター選手たちが強い口調の動画を発表し、リーグに人種差別を非難することと、「選手たちに平和的な手段で抗議することを止めさせた」ことは間違っていたことを認めるように求めた。
“A message on behalf of the nfl” pic.twitter.com/iilDpnZfyV
— Michael Thomas (@Cantguardmike) June 5, 2020
NFLコミッショナーのロジャー・グッデル氏はこのメッセージに反応し、あらたな動画を発表した。その中でグッデル氏はNFLがかつて選手たちの訴えに耳を貸さなかったことは間違っていたと認め、選手たちは平和的な手段で抗議することを後押しすると発言した。
グッデル氏の発言には国歌演奏の際に片膝を地面につく、あるいは起立を拒否することについて直接の言及はなかったが、トランプ大統領は今回もかねてからの強硬姿勢を繰り返した。
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「ロジャー・グッデルのこの奇妙な声明は平和と和解などと称しているが、選手たちに国歌演奏の際に片膝を地面についたり、起立しなかったりすることを許して、むしろ我々の国家と国旗を侮辱することに近いのではないか?」
(翻訳:角谷剛)