キャパニック、英国紙が選ぶ「今年の人」最終候補に

Arthur Weinstein

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名誉ある賞のファイナリスト10人にコリン・キャパニックが入っていることが、NBCの番組「トゥデイ」で発表された。

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『Time.com』は「白人警察の黒人に対する残忍な事件や人種差別に対する抗議として、49ersの元クオーターバックは試合前の国歌斉唱中に膝をつく抗議運動を始めた。それ以降、NFLで彼と契約してくれるチームは見つかっていない。それでも膝をつく抗議運動は今年も拡大し、トランプ大統領からの批判に反抗するように何百人ものNFL選手が国歌斉唱時の抗議運動を続けた」と記した。

1927年からの長い歴史を持つこの賞のファイナリストには、多様な人物(現象)が選ばれている。物議を醸す政治家(トランプ大統領や北朝鮮の金正恩氏)、映画『ワンダーウーマン』のパティ・ジェンキンス監督、特別検察官で元FBI長官のロバート・ミュラー氏、「私も(#MeToo)」運動といった社会現象そのものも含まれている。

受賞者の発表は、現地6日の朝、「トゥデイ」の番組内で発表される。

他のファイナリストにはAmazon CEOのジェフ・ベゾス、サウジアラビアのムハンマド皇太子、中国の習近平国家主席、”ドリーマーズ(親に連れられてアメリカに入国した若い不法移民たちで、トランプ大統領により強制退去を命じられるかもしれない)”がいる。

この名誉は最も社会に貢献した人物に与えられるものだと大勢の人が思っているが、タイムズ編集者らのプレスリリースによると、この賞が評価するのは「良くも悪くも、この1年で最もニュースを動かした人物やグループ」だとしている。

過去の受賞者には13人のアメリカ大統領、Facebookのマーク・ザッカーバーグ氏、アドルフ・ヒトラー、コンピュータやマハトマ・ガンディーらがいる。

原文:Colin Kaepernick a finalist for Time's 2017 Person of the Year

翻訳:渡邉剛

Arthur Weinstein