アーロン・ロジャースが使用を認めた幻覚剤アヤワスカがNFLの禁止薬物ルールに抵触しない理由

Joe Rivera

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アーロン・ロジャースは「トリップ」を楽しむかもしれない。しかし、ロジャースがNFLの出場禁止処分リストに加わることは当分ない。その理由について、ジョー・リベラ(Joe Rivera)記者が伝える。

グリーンベイ・パッカーズに所属するこのクォーターバックは、2020年と2021年の2年連続でリーグ最優秀選手賞(MVP)に選出された。ところがロジャースはその両シーズン開始前に「アヤワスカ」と呼ばれる幻覚剤を使用していたことを公表し、世間をあっと驚かせた。

ロジャースはそのことについて何らかの警告を受けるのか、あるいは出場停止処分を受けることになるのか、騒動の行方を知りたがる人はいるだろう。結論から述べると、ロジャースはそのどちらも受けることはない。

NFLのスポークスマンであるブライアン・マッカーシー氏によると、リーグ機構側がロジャースの行動を問題視することはない。繰り返すが、ロジャースが服用した薬物「アヤワスカ」は幻覚剤である。ところが、この幻覚剤はNFLの禁止薬物リストにもパフォーマンス増強薬物リストにも含まれず、従ってロジャースはドーピング検査では陽性にはならないからだ。

非常に興味深いことに、アヤワスカは米国政府が規定する最も違法性が高い物質のカテゴリー(Schedule I)に入っているのだ。しかし、大麻と同様、アヤワスカもNFLが規定する禁止薬物には含まれない。

ロジャースは過去にも健康に関連するユニークな言動で世間の注目を集めてきた。新型コロナウイルスのワクチン接種についての立場もそうであるし、インドの伝統的医学「アーユルヴェーダ」に傾倒し、オフシーズンに12日間の浄化療法を受けたことでも話題になった。

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何はともあれ、ロジャースは自分が信じる薬物を摂取して、自らの精神状態をコントロールすることができる。もしロジャースが3年連続でMVPを獲得するようなことがあれば、我々はそれを認めざるをえなくなるだろう。

原文:Why Aaron Rodgers' ayahuasca use doesn't violate NFL's drug policy
翻訳:角谷剛
編集:スポーティングニュース日本版編集部

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