なぜライオンズは、毎年感謝祭に試合をするのか?

Shanna McCarriston

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どういうわけか、デトロイト・ライオンズはいつもサンクスギビングデー(感謝祭)に試合をしているような気がする……。それもそのはず、実際に彼らはサンクスギビングデーに試合をしているのだから。

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ライオンズが、このようにアメリカの祝日に試合をすることが恒例行事となったのは1934年からで、その歴史はチームの歴史にほぼ匹敵する。実際、“フットボール”と“サンクスギビングデー”が切っても切れない関係にある最大の理由はチームの歴史にある。たとえこの日にライオンズが他のチームに比べてあまり成功を収めることができていないとしても。

ここで、ライオンズとサンクスギビングデーの歴史を簡単に振り返ろう。

なぜライオンズはサンクスギビングデーに試合をするのか?

1934年のサンクスギビングデーに、当時のオーナーのジョージ・A・リチャーズがさらなるファン獲得のため、この日に試合を行うことにしたのが始まりである。

リチャーズは洞察力の高さで知られており、サンクスギビングデーに試合を行うという彼のプランは瞬く間にヒットした。当時、市民の間では、デトロイト・タイガースが人気であり、ライオンズは集客が見込めなかった。だが、その年のサンクスギビングデーは、チケットが完売しただけでなく、当日の入場を断る事態となった。

ライオンズはシカゴ・ベアーズに負けたものの、チームの新たな伝統が生まれた。

1934年以前には、他のチームもサンクスギビングデーに試合を行うことがあったが、ライオンズはそれらのチームとは違っていた。リチャーズがラジオ局を保有しており、それがNBCブルーネットワーク系列だったことから、NBCと交渉の結果、このサンクスギビングデー・ゲームを全米94の放送局で中継させたのだ。

1978年以降、ライオンズとダラス・カウボーイズが毎年サンクスギビングデーにホームで試合を行ってきた。ライオンズが早い時間に、続いてカウボーイズが夕方に試合を行ってきたが、2006年からは交互にプライムタイムに試合を行っている。

ライオンズの2018年のサンクスギビングデー・ゲームの対戦相手は?

ベアーズが今年の対戦相手だ。ベアーズがサンクスギビングに試合をするのは2015年に17-13でグリーンベイ・パッカーズに勝利したとき以来である。そして、ベアーズのサンクスギビングデー・ゲームの成績は、17勝15敗2分けだ。彼らはこの日に34試合行っており、この試合数はライオンズ、カウボーイズ、パッカーズに次いでリーグ4位である。ちなみに、ライオンズのサンクスギビングデー・ゲームの成績は37勝39敗2分けである。

記憶に残るライオンズのサンクスギビングデー・ゲーム

1962年

ライオンズは10-0でパッカーズに敗れ、シーズン唯一の黒星となった。

1980年

ライオンズとベアーズの試合は17-17の同点でレギュレーションが終わり、サンクスギビングデー・ゲーム初のオーバータイムに突入した。ベアーズのランニングバック、デイブ・ウィリアムスがOTキックオフをリターンタッチダウンし、試合開始から13秒しか経っていなかったことから、レギュラーシーズンにおけるオーバータイム最短記録となった。この記録は未だに破られていない。

1986年

ライオンズとパッカーズの一戦は、44-40でパッカーズが勝利し、サンクスギビングデー・ゲーム史上最多スコアとなった。

2008年

10勝1敗のテネシー・タイタンズが0勝11敗のライオンズに47-10で勝利し、サンクスギビングデー・ゲーム史上最多得点差となった。ライオンズは0勝16敗でシーズンを終えた。

原文:Why do the Lions always play on Thanksgiving?

抄訳:Yurika Hirano


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