▶スポーツ観るならDAZNで。1ヶ月間無料トライアルを今すぐ始めよう
AAU(アマチュア運動連合)に所属するニューイングランドのバスケットボールチームの監督が司法取引に応じて連邦当局の捜査に協力しているとYahoo Sportsが報じた。それによって、大学バスケットボール界のリクルーティングにおける詐欺や汚職へと捜査が展開される可能性がある。
ニューイングランド・プレーヤーズを指揮したT.J.ガスノラ氏はアディダスと繋がりがあり、プレーヤーズのスポンサーでもあった当ブランドのコンサルタントを務めていた。またNBAエージェントのアンディー・ミラーやアディダスがスポンサーを務める複数の大学プログラムとの繋がりもあった。
ガスノラ氏は詐欺を共謀した疑いがかけられていたが、3月下旬には自らの罪を認め、5万ドルの保釈金で釈放された。
Yahoo Sportsのリポートより:
司法取引の結果、ガスノラ氏は選手の家族に金銭を渡し”その選手が特定の大学のためにプレーすることを約束させ、それによって大学にはスポーツ奨学金を選手に提供させた”ことがわかった。(特定の大学名はあげられなかった)
また、ガスノラ氏は連邦検事とやりとりを通じて”自分の犯した罪について明かし、更に共謀した者たちについても語った”ことが判明した。既に告発された詐欺に関するスキームや、まだ告発されていない詐欺のスキームや関わった個人について語られたという。
「これは大きな進歩だ」と元米連邦検事のスティーブン・L・ヒル・ジュニアはYahoo Sportsのインタビューに答えた。「様々な個人から情報を集めていて、捜査を拡大しようとしていることが予想できる」。
米連邦検事時代のヒルは2000年代前半、AAUコーチだったミュロン・ピギー氏を起訴した経験がある。
ヒルは、司法取引が3月30日というタイミングで行われたことから、ガスノラ氏が4月中旬のカンザス州やノースカロライナ州をまたぐ新たな告発の情報源になっていた可能性もあることを語った。
原文:College hoops recruiting scandal- AAU team director cooperating with feds
翻訳:Go Watanabe