【NBL】ユナイテッドの馬場雄大がフェニックス戦で7得点も、チームは今季初の連敗

大西玲央 Reo Onishi

【NBL】ユナイテッドの馬場雄大がフェニックス戦で7得点も、チームは今季初の連敗 image

3月10日、NBLのメルボルン・ユナイテッド(オーストラリア)に所属する馬場雄大が、レギュラーシーズン13戦目であり、NBLカップ7戦目となるサウスイーストメルボルン・フェニックス戦に出場した。

馬場は、21分4秒の出場でフィールドゴール8本中3本、フリースロー2本中1本成功の7得点、3リバウンド、1アシスト、1スティール、2ターンオーバー、1パーソナルファウルを記録した。

試合はオーバータイムまでもつれ、フェニックスが97-92で接戦を制した。ユナイテッドは今季初の連敗となった。

【試合動画】メルボルン・ユナイテッド対サウスイーストメルボルン・フェニックス

ベンチからの出場となった馬場は第1クォーター残り4分21秒で12-17と追う展開で初めてコートに立った。同クォーター残り1分を切ったところでドライブから相手のファウルを誘い、獲得したフリースロー2本中1本を決め、この試合初得点をマークした。

24-29とリードされた状態で開始した第2クォーターも、ユナイテッドはなかなか流れに乗ることができず、ハーフタイムまでに42-50とリードを広げられる。

後半、スタートから起用された馬場がドリブルハンドオフからボールを貰うと、そのままトップからドライブで切り込みリバースレイアップを決めた。

その後もカットインからの合わせでの得点や、外したショットを自らオフェンシブリバウンドで奪い返し得点するなど、チームを勢いづかせる。

しかしミッチェル・クリークが好調だったフェニックスのリードをなかなか崩し切ることができず、63-70で第4クォーターを迎えた。

第4クォーターは、前半好調だって相手のカイル・アドナムにいいディフェンスを見せていた馬場だったが、逆転を狙う3ポイントショットをエアボールで外し、オフェンス面では第3クォーターの勢いを持ち込むことができなかった。

チームは残り5分1秒で75-75と追いつき、そこからは一進一退の攻防が続いた。残り1分34秒にアドナムに3Pショットを決められ、84-84の同点となり、試合はそのままオーバータイムに突入した。

オーバータイム残り3分17秒、馬場は88-87とリードする場面で再びコートに戻った。相手のインバウンドプレイからターンオーバーを誘うハッスルプレイなどを見せたが、ユナイテッドは一時リードしながらもそれを守り切ることができず、フェニックスの再逆転を許し接戦を落とす形となった。

ユナイテッドは次戦、3月13日の日本時間18時からNBLカップ最終戦となるイラワラ・ホークスとの試合を行なう。


NBA公式動画をチェック!

大西玲央 Reo Onishi

大西玲央 Reo Onishi Photo

アメリカ・ニュージャージー州生まれ。国際基督教大学卒。NBA Japan / The Sporting Newsのシニアエディター。記事のライティング以外にもNBA解説、翻訳、通訳なども行なっている。訳書には『コービー・ブライアント 失う勇気』『レイ・アレン自伝』『デリック・ローズ自伝』「ケビン・ガーネット自伝』『ヤニス 無一文からNBAの頂点へ』。