【NBL】馬場雄大がチーム選出の最優秀守備選手賞を受賞

大西玲央 Reo Onishi

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6月28日、NBL(オーストラリア)のメルボルン・ユナイテッドが最も活躍した選手をチーム内で表彰するメルボルン・ユナイテッド・クラブアウォードを発表し、馬場雄大が最優秀守備選手に選出されたことを発表した。

今季の馬場はユナイテッドでポストシーズンも合わせて36試合(先発は5試合)に出場し、平均19.6分のプレイタイムで7.8得点、2.2リバウンド、1.3アシスト、0.9スティール、0.3ブロックを記録した。

ディフェンスではエースストッパーとして起用され、相手のチームのエースガードや得点源となるペリメーター選手の守備を多く任されていた。

優勝を決めたグランドファイナルでも、第1戦で27得点(フィールドゴール15本中7本成功、3ポイントショット9本中5本成功)をマークしたトッド・ブランチフィールドの守備を第2戦から任された結果、第2戦では13得点(FG 19本中3本成功、3P 10本中0本成功)、第3戦では11得点(FG 12本中3本成功、3P 9本中2本成功)に抑える活躍を見せた。

さらに馬場は、シーズンを通してチームの価値観を最もよく体現した選手に贈られる『SHARE』賞も受賞した。

チームの最優秀選手(MVP)には、ファイナルMVPにも選出されたジョック・ランデールが選出された。ランデールはポストシーズンも合わせて41試合(先発は40試合)に出場し、平均27.6分のプレイタイムで16.4得点、7.8リバウンド、2.3アシスト、1.3ブロックを記録し、チームを優勝へと導く原動力となった。

ランデールは来季NBA入りの噂も囁かれており、その去就が注目されている。オリンピック代表候補にも選出されており、12人のロスターに残ることができれば、この夏に行なわれる東京オリンピックにオーストラリア代表として臨むこととなる。

馬場も日本代表に選出されており、現在強化試合を含めた合宿を行なっている代表チームと、近々合流する予定だ。


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大西玲央 Reo Onishi

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アメリカ・ニュージャージー州生まれ。国際基督教大学卒。NBA Japan / The Sporting Newsのシニアエディター。記事のライティング以外にもNBA解説、翻訳、通訳なども行なっている。訳書には『コービー・ブライアント 失う勇気』『レイ・アレン自伝』『デリック・ローズ自伝』「ケビン・ガーネット自伝』『ヤニス 無一文からNBAの頂点へ』。