比江島章氏は比江島が所属し、スポーツ選手の代理人(エージェント)・マネージメント業務を行なう、ステラリアン・バスケットボール株式会社の代表取締役社長を務めている。8月3日、比江島慎がオーストラリアリーグ(NBL)のブリスベン・ブレッツへの移籍会見を行なった会見場を訪れていた章氏が、事務所の社長として、兄として、比江島の海外移籍の真相を語った。
――栃木ブレックスの入団発表時に、すでにブリスベン・ブレッツとの契約は決まっていたのですか?
まだ決まっていませんでした。
――栃木との契約後、ブレッツと契約したということですか?
はい、そうです。
――ブレッツと契約をした具体的な日にちを教えていただけますか?
7月26日にサインをしました。
――日本で契約書にサインをしたのですか?
はい、日本で行ないました。
――オーストラリアの担当者が来日して契約をしたということですか?
はい、そうです。代表の方とやりとりをしてサインをいただきました。
栃木ブレックスのサポート
――ブリスベン・ブレッツとの契約に関わることで、栃木ブレックスより具体的なサポートがあったのでしょうか?
色々とサポートしていただきました。架け橋となっていただいた(滋賀レイクスターズのヘッドコーチのショーン)デニスさんを栃木さんに紹介していただきましたし、テレビ電話でブレッツと連絡をとった際には、栃木の通訳者さんに同席していただきました。
――栃木がチームとして比江島選手の移籍先を探したということはありますか?
そういうことはありません。
――比江島選手の移籍によって、ブリスベン・ブレッツから栃木ブレックスへの移籍金などは発生しましたか?
移籍金はありません。
――栃木にとって、比江島選手が1試合もプレイせずに海外移籍をしてしまったとしても、比江島選手を獲得したメリットは何なのでしょうか?
「3、4、5月だけでもプレイしていただけるなら栃木で契約を」とお話をいただきました。この点については栃木ブレックスさんにとってメリットだと思います。
※ブレッツがプレイオフに進めなかった場合、比江島とブレッツの2018-19シーズンの契約がレギュラーシーズン終了後(ブレッツのレギュラーシーズン最終戦は2019年2月16日)に満了となり、2月末日のBリーグの登録期限内に比江島はBリーグチームと契約が可能となる。
――ブレッツがプレイオフに進めなかった場合に比江島選手が必ず栃木に戻ってくるという約束はあるのですか?
それはありません。
――比江島選手がBリーグに戻ってきた場合に栃木以外のチームでプレイする可能性もありますか?
ないことはないと思いますが、本人も栃木さんでプレイしたいと思っていると思います。
――契約としてのしばりはないということですか?
(契約的なしばりは)特にないです。
――デニスHCは具体的にどのようなサポートをしてくれたのでしょうか?
オーストラリアの方たちに、こういう選手がいると(比江島慎を)伝えていただきました。
――デニスHCは、もともと(ブレッツとオーストラリア男子代表HCの)アンドレイHCと知り合いだったのでしょか?
デニスHCは以前にオーストラリアで監督をされていたので、そういうやりとりがあったのかと思います。
比江島はアジア人選手枠でプレイ
――オーストラリアリーグでの外国籍選手枠について教えていただけますか?
外国籍選手枠が3名あり、それとは別にアジア人枠が1名あります。そして、オンザコートは特にありません。
――外国籍選手3名と、比江島選手、オーストラリア国籍選手1名の、5名でプレイすることが可能ということですか?
はい。その5名でプレイすることも可能です。
――アジア人枠の一般的な使用方法について教えていただけますか?
オーストラリア国籍の選手、もしくはアジア国籍の選手、どちらでも獲得できるという内容です。
――アジア人枠は主にどの国の選手がプレイしているのですか?
アジア人枠でプレイしている選手はあまりいないと思いますが、私も勉強不足で(詳細は)分かりかねます。代表で活躍をしたことで評価をしてもらえたのかと思っています。
――オーストラリア移籍について具体的にいつから動き出されていたのですか?
5月頃から動き出しました。
――ブリスベン・ブレッツ以外のチームからもオファーはあったのですか?
オーストラリアのほかのチームからもオファーはありましたが、ブレッツとの契約に至りました。
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――比江島選手も、章さんも望んでいた、海外移籍を遂に実現できたお気持ちを教えていただけますか?
※5月29日に行われた「B.LEAGUE AWARD SHOW 2017-18」で比江島のMVP受賞時に、サプライズ上映されたメッセージビデオで、章氏は「もっともっとすごい選手になってほしいと思います。日本だけにとどまらず、世界に行って挑戦して欲しい、世界でもやって欲しいと思います」と語っていた。
正直、嬉しいかぎりですね。本当に嬉しいかぎりです。
――8月5日、オーストラリア行きのフライトに章さんもご同行されるのですか?
はい、同行します。
――比江島選手ご本人はそのままオーストラリに残る予定ですか?
はい、そうですね。
――もし日本代表に選出された場合には、チームの許可があれば一時的にブレッツから離れる可能性もあるということですか?
はい、そうなります。
――章さんもずっとオーストラリアに残られるのですか?
オーストラリアに行ってからは、一度日本に戻り、その後は日本とオーストラリアを行き来することになると思います。
――通訳の方はオーストラリアに残って、比江島選手とずっと一緒にいらっしゃるということでよろしいですか?
はい。ずっと一緒にいます。
――比江島選手と通訳の方がオーストラリアにいらっしゃり、章さんが日本とオーストラリアを行き来する体制ということですね?
はい。それで行きます。
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