八村塁がピストンズ戦で足首を捻挫、アンセルドHCは「大事には至っていないと思う」と語るも詳細には触れず

及川卓磨 Takuma Oikawa

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2月14日(日本時間15日)、ワシントン・ウィザーズの八村塁が本拠地キャピタル・ワン・アリーナ(ワシントンDC)で行われたデトロイト・ピストンズに途中出場し、右足首を負傷した。

第2クォーター開始直後の前半残り11分16秒、八村はイシュ・スミスのパスを右コーナーで受けて3ポイントショットを決めた際、チェックに来たピストンズのマービン・バグリー三世の右足に着地し、右足首を捻る格好となった。

八村は少しの間、ウィザーズのベンチ脇で痛みに耐えるような仕草を見せ、ビデオレビュー中も右足の様子を気にする素振りを見せていた。レビューの結果、バグリー三世はフレイグラントファウル1を宣告され、八村はそのファウルで得たフリースロー2本中2本目を決め、ウィザーズに6点のリード(28-22)をもたらした。

負傷後もプレイし続けていた八村だったが、前半残り8分50秒にケンテイビアス・コールドウェル・ポープと交代してベンチに下がると、その後、チームは八村が試合に戻らないことを発表した。

試合は第3Qの17得点を含む試合合計23得点をあげたカイル・クーズマの活躍などで後半にリードを奪ったウィザーズが、103-94で勝利した。クーズマのほか、コールドウェル・ポープが16得点、デニ・アブディヤがベンチからの出場で12得点、自己最多の15リバウンドをマークし、勝利に貢献した。

前半のみ9分42秒の出場となった八村は、6得点(フィールドゴール4本中1本成功、3P3本中1本成功、フリースロー4本中3本成功)、1リバウンド、1スティール、1パーソナルファウルを記録。今季自己最少の出場時間に終わり、4試合ぶりの一桁得点となった一方で、3Pは4試合連続で成功させ、FT試投数は今季自己最多タイ(4本)だった。

試合後の会見でウィザーズのウェス・アンセルドJr.ヘッドコーチは、八村の右足首の状態について「捻挫」であると説明した。ハーフタイムに足首が腫れてきたため、後半は起用しなかったという。「メディカルスタッフから正式な情報が入るまではコメントは差し控えたい」としてそれ以上の詳細には触れず、「歩き回ることはできていたので大事には至っていないと思うが、かなり捻ってしまった」と語るにとどまった。

ウィザーズは今後、16日(同17日)に敵地ゲインブリッジ・フィールドハウス(インディアナ州インディアナポリス)でインディアナ・ペイサーズと、17日(同18日)に敵地バークレイズ・センター(ニューヨーク州ブルックリン)でブルックリン・ネッツと対戦する予定だ。

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及川卓磨 Takuma Oikawa

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スポーティングニュース日本版編集長。千葉県生まれ、茨城県育ち。2000年日本大学卒。大学在学時を含めて丸14年間バスケットボール専門誌の編集者として企画立案・取材・執筆・編集・誌面制作・マルチメディア運営等に携わる。2013年秋にNBA日本公式ウェブサイト『NBA Japan』編集長就任。サイトやNBA日本公式ソーシャルメディアの新規開設に携わると同時にメディア運営を主導。2022年4月より現職。主な競技経験はバスケットボール、野球、サッカー。