オクラホマシティ・サンダーのケビン・デュラントが、2013-14シーズンのシーズンMVPに選出された。
シーズンMVPは北米のスポーツライター、メディア関係者の投票により決まるシステムで、124人が投票。それぞれ1位票(10ポイント)、2位票(7ポイント)、3位票(5ポイント)、4位票(3ポイント)、5位票(1ポイント)に該当する選手をあげ、最多得点を得た選手に贈られる。また、NBA.com内で実施されたファン投票の結果も1票としてカウントされ、合計125の投票によって決められた。
デュラントは最多の1位票119を獲得し、合計1232ポイントを獲得。次点にはマイアミ・ヒートのレブロン・ジェイムス(891ポイント)、以下、ロサンゼルス・クリッパーズのブレイク・グリフィン(434ポイント)、シカゴ・ブルズのジョアキム・ノア(322ポイント)、ヒューストン・ロケッツのジェイムス・ハーデン(85ポイント)と続いた。
デュラントは今季平均32.0得点(自己最多)、7.4リバウンド、5.5アシスト(自己最多)という素晴らしい成績を残し、キャリア4度目となる得点王に輝いた。また、フィールドゴール成功率50.3%、3ポイントシュート成功率39.1%、フリースロー成功率87.3%をマーク。今季はフリースロー成功数(703本)、試投数(805本)で共にリーグ1位の数字を記録した。
さらに今季は2試合で50得点超え、14試合で40得点超え、そして17試合で30得点、10リバウンド以上を達成している。
デュラントの安定感を最も表わす数字は、今年の1月7日から4月6日まで続いた、41試合連続25得点以上という記録だろう。これは、1986-87シーズンにマイケル・ジョーダンが40試合連続で1試合25得点以上をマークして以来、最長となる数字。NBA記録(単一シーズン)は、ウィルト・チェンバレンが1961-62シーズンに樹立した80試合連続25得点以上というもので、次いでオスカー・ロバートソンが1963-64シーズンに残した46試合連続25得点以上。デュラントの記録は史上3位となった。
また、デュラントは今季、月間最優秀選手に4回(10/11月、12月、1月、3月)、週間最優秀選手に6回(12/2、12/30、1/20、1/27、2/10、3/24)選出されている。
今季のサンダーは、ラッセル・ウェストブルックがレギュラーシーズン中46試合を欠場したものの、デュラントがチームを引っ張り、NBA2位となる59勝23敗でプレイオフ進出を果たした。
2013-14 KIA NBA最優秀選手(MVP) 投票結果 | |||||||
選手名 | チーム | 1位 | 2位 | 3位 | 4位 | 5位 | Pts |
ケビン・デュラント | サンダー | 119 | 6 | - | - | - | 1232 |
レブロン・ジェイムス | ヒート | 6 | 118 | 1 | - | - | 891 |
ブレイク・グリフィン | クリッパーズ | - | 1 | 66 | 30 | 7 | 434 |
ジョアキム・ノア | ブルズ | - | - | 32 | 50 | 12 | 322 |
ジェイムス・ハーデン | ロケッツ | - | - | 7 | 10 | 20 | 85 |
ステファン・カリー | ウォリアーズ | - | - | 4 | 9 | 19 | 66 |
クリス・ポール | クリッパーズ | - | - | 5 | 6 | 2 | 45 |
アル・ジェファーソン | ボブキャッツ | - | - | 2 | 4 | 12 | 34 |
ポーツ・ジョージ | ペイサーズ | - | - | 1 | 4 | 16 | 33 |
ラマーカス・オルドリッジ | ブレイザーズ | - | - | 2 | 2 | 10 | 26 |
ケビン・ラブ | ウルブズ | - | - | 2 | 3 | 6 | 25 |
ティム・ダンカン | スパーズ | - | - | 1 | 3 | 7 | 21 |
トニー・パーカー | スパーズ | - | - | 2 | 2 | 5 | 21 |
ダーク・ノビツキー | マーベリックス | - | - | - | 1 | 4 | 7 |
カーメロ・アンソニー | ニックス | - | - | - | 1 | 1 | 4 |
ゴーラン・ドラギッチ | サンズ | - | - | - | - | 3 | 3 |
マイク・コンリー | グリズリーズ | - | - | - | - | 1 | 1 |
※記者124人+ファンの合計125の投票者がそれぞれ1~5位に投票。1位票=10ポイント、2位票=7ポイント、3位票=5ポイント、4位票=3ポイント、5位票=1ポイント。