サタデーナイトのイベントでレジェンド選手が競演|NBAジャパンゲームズ2022

大柴壮平 Sohei Oshiba

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10月1日、さいたまスーパーアリーナ(埼玉県さいたま市)にて『NBAジャパンゲームズ・サタデーナイト2022』(NBA Japan Games Saturday Night 2022)が開催され、来日中のワシントン・ウィザーズとゴールデンステイト・ウォリアーズの選手たちがファンとの交流を楽しんだ。

本稿ではこの日行われたイベントの一つ、シューティングスターズの模様をお届けする。

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シューティングスターズはオールスターウィークエンドでも行われるNBAファンにはお馴染みのイベントだ。3人1組でさまざまな場所からシュートを狙い、タイムを競う。

一番手がゴール下から、二番手がフリースローから、三番手がスリーポイントラインからシュートを打ち、その後全員でハーフコートショットに挑戦。誰か一人でもハーフコートショットを決めればクリアとなる。

現役選手たちにそれぞれのチームのレジェンド選手、『リップ』ことリチャード・ハミルトンとティム・ハーダウェイを加えたメンバーで、計4チームが参加した。

ウィザーズの1組目はアンソニー・ギル、コーリー・キスパート、そしてハミルトンが参加。ゴール下、フリースロー、3ポイントを順調に決めると、ギルの2本目のハーフショットが決まり、20.4秒でフィニッシュした。

続くウォリアーズ1組目はアンドリュー・ウィギンズ、パトリック・ボールドウィンJr.、そしてハーダウェイの3人。ウィギンズが3ポイントに苦戦し時間をロス。ハーフコートショットもなかなか決めることができず、53.2秒という記録に終わった。

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ウィザーズの2組目はモンテ・モリスとジョニー・デイビスの2人に、再びハミルトンが登場。各箇所から順調に沈めると、なんとハミルトンが一発でハーフコートショットを成功。15.9秒と記録を更新した。

最後のウォリアーズ2組目はライアン・ロリンズ、ドンテ・ディビンチェンゾにハーダウェイを加えた3人での挑戦。順調に沈めたが、1組目同様ハーフコートショットに苦戦した。最後にロリンズが沈めたが、記録は37.2秒。

その結果、シューティングチャレンジの優勝は、モリス、デイビス、ハミルトンのウィザーズ2組目となった。

優勝インタビューでは、ハーフコートショットを1本目で決めて勝利の立役者となったハミルトンが「マスクを持ってくるのを忘れて不安もあったけど、ブラッドリー・ビールが『マッスル・メモリー(筋肉の記憶)が覚えているから大丈夫だ』とアドバイスをくれたおかげでシュートを決めることができた」と、現役時代のトレードマークであるマスクにも触れつつビールとのエピソードを披露。会場を盛り上げた。

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大柴壮平 Sohei Oshiba

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バスケ雑誌『ダブドリ』編集長。NBA Rakutenにて「大柴壮平コラム」を連載していたほか、『ダブドリ』にて仙台89ERSを追うコラム「Grind」、富永啓生選手のアメリカ挑戦を綴る「姿勢」を執筆している。ポッドキャスター(Trash Talking Theory、Mark Tonight NTR)、YouTuber(Basketball Diner)、フォトグラファーとしても活動中。