ザイオン・ウィリアムソンが2025年スラムダンクコンテストに意欲? ある条件クリアで出場か

Gilbert McGregor

坂東実藍 Miran Bando

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スラムダンクコンテストはNBAオールスターウィークエンドの花形イベントと見られてきた。だが近年、スター選手が参加せず、華やかさを失っている。

ニューオーリンズ・ペリカンズのザイオン・ウィリアムソンがその気になれば、ダンクコンテストにもっとスターの力を加えるために役立てるだろう。

3月5日(日本時間6日)のトロント・ラプターズ戦でチームが勝利を収めた試合後、ウィリアムソンは将来的にダンクコンテストに出場することはあるか尋ねられた。すると、23歳の彼は条件つきながら、NBAファンを興奮させるような答えを口にしている。

ウィリアムソンは「自分の役割を果たし、オールスターゲームに出なければいけない」と話した。

「オールスターゲームに出られるなら、ダンクコンテストに出る。そうじゃなければやらない」

2025年のオールスターゲームにウィリアムソンが出場する可能性は、まったくあり得ないことではない。23歳のウィリアムソンはここ4シーズンで2回、オールスターに選出されている。だが、今季のオールスターには選ばれなかった。

それだけに、ウィリアムソンの発言は、2025年のオールスターゲームでファンが自分に投票するようにというアピールだろう。彼の爆発力や身体能力の高さを考えれば、ダンクコンテストに出るウィリアムソンを見たいというファンの願いがオールスター投票につながるかもしれない。

また、ウィリアムソンはかつてのNBAのファンと認めている。ダンクコンテストに出ることで、コービー・ブライアントやマイケル・ジョーダン、ドミニク・ウィルキンスといった、コンテストに優勝してきた歴代のレジェンドたちと肩を並べられると考えるかもしれない。

2024年のダンクコンテストにはボストン・セルティックスのジェイレン・ブラウンが出場した。オールスター選手の出場は、2018年のビクター・オラディポ以来だった。2017年には、ディアンドレ・ジョーダンがダンクコンテストで3位となり、翌日のオールスターゲームに出場している。

従来形式のダンクコンテストで優勝したオールスター選手となると、2011年までさかのぼらなければならない。有名な、自動車を跳び越えてのダンクを決めた時だ(2014年にジョン・ウォールもオールスター選手としてダンクコンテストに勝っているが、この時はチーム対抗戦だった)。

もしもウィリアムソンが来季のオールスターゲームに選ばれたら、14年ぶりとなるオールスター選手のダンクコンテスト優勝もあるかもしれない。

原文:Zion Williamson willing to commit to 2025 NBA All-Star Slam Dunk Contest under one condition(抄訳)
翻訳:坂東実藍

Gilbert McGregor

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Gilbert McGregor first joined The Sporting News in 2018 as a content producer for Global editions of NBA.com. Before covering the game, McGregor played basketball collegiately at Wake Forest, graduating with a Communication degree in 2016. McGregor began covering the NBA during the 2017-18 season and has been on hand for a number of league events.

坂東実藍 Miran Bando

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フリーランスライター。NBAや欧州サッカーを中心に担当。執筆業は約20年の40代。マジック・ジョンソンのような華麗さを夢見るが、現実は地味キャラ。ならば目指すはサネッティのような継続性か。日々、子どもたちの世話に追われながらバスケとサッカーを追い続け、地道に各種媒体へ寄稿。