9月9日に中国・東莞の東莞バスケットボール・センターで行なわれた日本代表対モンテネグロ代表の試合で、渡邊雄太(メンフィス・グリズリーズ)は34得点、9リバウンドを記録した。だが、日本は65-80と15点差で完敗。5試合で1勝もあげられずに大会を終えた。モンテネグロ戦終了直後のテレビインタビューでの一問一答は以下の通り。
来年までに本当に成長した日本代表を見せられるようにしたい
ーー今大会を0勝5敗で終えた今の心境
渡邊: これが現実です。正直、僕たち自身も世界と戦えるという自信を持ってきましたし、ファンの方々も今の日本代表ならやれるんじゃないかという目で見てくれていたと思うんですけど、これが今の自分たちの現状であり、今の、現段階の実力だと思います。
ーーニュージーランド戦のあと悔しい思いをした次の試合でどんな決意でコートに立ったのか
渡邊: 本当に、ニュージー(ランド戦)のあとは情けないという気持ちしかなくて、僕自身、このまま帰ったら後悔だけが残ると思ったので、今日はもうとにかく、日本代表としての、日の丸を背負ってプレイしているという誇りを持って、自分の持っている全力を最後まで出し切ろうと思いながらプレイしていました。
ーーこの時点でアジアと世界の差をどのあたりに感じるか。
渡邊: やっぱりフィジカルで強く来られたときにターンオーバーが増えたりだとか、簡単にシュートを打たせてもらえずにミスにつながったりだとか、本当に、見えないところでも常に向こうはフィジカルでプレイしてきていたので、そこはアジアの予選では感じられなかった部分です。今回アジアがひとつも上(2次ラウンド)に上がっていないという現状がまさにそういうところにあるのかなと思います。
ーー次への目標
渡邊: このワールドカップはこういう形で終わってしまったんですけど、まだまだ自分たちの旅は始まったばかりですし、次は2020年のオリンピックが代表として控えているので、このままでは当然勝てないので、もう一度、一人ひとり気持ちを切り替えて、次は自分のチームに戻ってみんなができることをまた全力でやって、来年までに本当に成長した日本代表を見せられるようにしたいと思っています。