渡邊雄太「ああいう入り方は難しいけど、どういう状況でもプロなので言い訳はできない」|ロケッツ戦後一問一答(3月30日/現地29日)

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杉浦大介 Daisuke Sugiura

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3月30日(現地29日)にバークレイズ・センター(ニューヨーク州ブルックリン)で行われたヒューストン・ロケッツ戦に途中出場したブルックリン・ネッツの渡邊雄太が、試合後に日本メディアの取材に応じた。

以下、試合前の一問一答抜粋(すべて日本語での質疑応答。質問は要約)。

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ああいう入り方は難しいけど、どういう状況でもプロなので言い訳はできない

――チームは終盤に逆転勝利。

渡邊:ロケッツもタレントは揃ってますし、若い選手たちがみんなエナジーを出して一生懸命にプレイするので、簡単に勝てるとは思っていませんでした。ただ、自分たちの状況を見てもやっぱり勝たなきゃいけない相手。勝ち方はどうあれ、勝つってことがとにかく大事なので、勝ち切れたのは収穫かなと思います。

――個人としては第3クォーターからのプレイで、役割が定まらない難しさはあるか。

渡邊:正直、ああいう入り方は難しいですけど、これは言い続けていることですが、どういう状況でもプロなので言い訳はできないです。エド・サムナーやジョー・ハリスも前半はちょっとプレイタイムがあって、後半はまったく出ずという感じだったりで、(ミニッツが安定しないのは)僕だけではない。

みんな色々と思うことがありながら、それでもプロとしてやっているので、そこで僕が言い訳するわけにもいかないです。自分もプロなんだと自覚をしっかり持って、今までもやってきたようにやり続けるしかないかなという感じです。

――3ポイントショットは自分を信じて打ち続ければというところにブレはないか。

渡邊:3Pに関しては短い時間で出ているだけだと、1本目が入ったか落ちたかだけの一種のギャンブルになってしまいます。長い時間出て、数本打てば、それなりにデータとして出るとは思います。自分自身は3本目を打てば入ると思っているし、3本目が入らなかったら4本目を打てば入ると思っています。

(短時間のプレイタイムだと)取り返せないので、そこも難しいところ。ただ、それも含めて自分はプロですし、言い訳にはできないので、身体がまだ冷えた状態でも1本目をいかに決められるかっていうところになってくるのかなと思っています。

個人的にはどういう形で出場するかがわからないので、集中を切らさずに

――シュートタッチ自体は変わらずに良いのか。

渡邊:めちゃくちゃ良いとは正直、思っていないです。試合に出ていなかった1か月で色々なことを試したり、ドリブルからの3Pの練習とかよくやっていました。その分、スポットアップの練習をあまりしていなかったので、最近、練習中でもスポットアップが前ほどタッチが良くないかなというところはあります。ただ、そこに関してもリズムを掴めば入ると思っているので、あまり心配はしてないです。

――一時痛めていた腰の状態は。

渡邊:腰は今は痛みは感じないんで良い感じです。(痛み止めの注射を射って)ちょうど1週間がすぎたあたりからかなり良くなったので、射って良かったなと思っています。

――ヒートが負けてプレイオフ進出に向けて優位な立場に。

渡邊:スケジュール的に見たらうちは楽な部類に入ると思います。アウェイもあと1戦、デトロイトで(ピストンズ戦が)あるだけ。対戦相手的には勝たなければいけないゲームばかりだと思っているので、今日みたいに内容はどうあれ、とにかく今は勝つってことが大事になります。

個人的にはどういう形で出場するかがわからないので、いつでも出れる準備はしておかないといけません。集中を切らさずに、というところですね。

取材・一問一答構成:杉浦大介


ネッツは次戦、4月1日 午前8時30分(現地3月31日)に再びバークレイズ・センターでアトランタ・ホークスと対戦する。

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NBA日本公式サイト『NBA Japan』編集スタッフ

杉浦大介 Daisuke Sugiura

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東京都出身。高校球児からアマボクサーを経て、フリーランスのスポーツライターに転身。現在はニューヨーク在住で、MLB、NBA、ボクシングを中心に精力的に取材活動を行う。『日本経済新聞』『スポーツニッポン』『スポーツナビ』『スポルティーバ』『Number』『スポーツ・コミュニケーションズ』『スラッガー』『ダンクシュート』『ボクシングマガジン』等の多数の媒体に記事、コラムを寄稿している。